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2020年8月29日の近況報告 何もしない。という事

「何もしない」というのは一見建設的な意見には見えないのかもしれない。だが「何もしない」というのが最適解になることもあるのだ。

 自分にやれることが何一つない。という時には「何もしない」が正解になる。だがほとんどの人間はそれが出来ない。

 なぜなら自分が貢献した証をどうしても残したくて、あるいは「自分は良い事をした」という満足感のためだけに、余計なことを言って現場を混乱させることも多々あるのだ。

「何もしない」というのは実績として何一つ残らないのに対し「何かをした」ら実績が付くというのもあるだろう。



 最近の事例で一番わかりやすいのは大阪府知事が「ポビドンヨードのうがい薬がコロナに効く」という発言をしたことだろう。

 もし彼が何も言わなければイソジンの買い占めも転売も起こらず、医療関係者や医療現場に余計な迷惑をかけることはなかった。

 他にも「死にたい」と言ってる人を否定するのも励ますのもいけない。何も言わずただ黙って言う事を聞くことが正解。というケースもある。

 どちらの事例でも、医者でもなく専門的な知識の一切ない一般人のアドバイス程、役に立たないモノはない。



 このように「何か行動する」事が決していい結果を運ぶものではないのだ。「ありがた迷惑」とは昔の人も言ったものでして彼らの言う事は間違いではなかったわけです。

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