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2020年4月29日の近況報告 憎しみがいかに恐ろしいかを語る

 タイトルにもあるように、憎しみというのはそれはそれは恐ろしいものである。今回はそれを語りたい。

 憎しみの何が恐ろしいかというと、ズバリ「憎むことには気合も忍耐も努力も必要ない」から。似たような感情に「怒り」があるが、一説には「怒り」は6秒程度しか持続しないという。激しい感情だが持久力が無いのだ。

 だが憎しみはその気になれば何ヶ月も、何年も、何十年も続くし、その維持には何の努力も苦労も必要としない。呼吸するのに「頑張って」とか「意識して」してないのと一緒で、そのくらいごく自然に憎み続けることは簡単にできるんだ。

 特に強調したいのが「憎み続ける事に何の努力も要らない」事でこれはとても恐ろしい事だ。例えば何年もジムに通っていたら普通に考えたらムキムキマッチョのシックスパックになるだろうし、仕事も何年も続ければ様になってベテランに入るだろう。

 続けられるってのはそれだけスゴい事なんだ。それを何の苦労も気合も忍耐も無しに出来るとなると、イチローや三浦カズみたいな天才と言っていいスーパースター並みの素質だと言ってもいい。

 人は憎いと思った相手に対してはイチローにとっての野球、ウサイン・ボルトにとっての陸上、カズにとってのサッカーと同じくらいの情熱を持って相手することが出来るんだ。だからこそ憎しみは恐ろしい。

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