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2020年4月22日の近況報告 ソシャゲ成熟期においては確率論習得は必須事項

 ソシャゲ成熟期とでも言っていい昨今のゲーム市場では「確率論」を知らないと痛い目に遭うだろう。

 仮に1%の確率でSSRが出るガチャがあったとしよう。これを「100回引けば1回位は出る」と考えるのは間違いだ。

「100回引いても1回も当たりが出ない確率」は「0.99の100乗」なのだが計算するとおよそ36%となる。これをわかりやすく言えば「3人に1人は100回引いてもSSRが1回も出ない」という事だ。

 この計算を進めると1%の人、つまりは100人に1人は「458回」引いてもSSRが1回も出ない計算になる。登録者が1000万人いる超人気ゲームでは、実に10万人の人は458回引いてもSSRが一切出ない事になる。

 この1%の人は1ガチャ300円だとすると「458×300=13万7400円」という大金をつぎ込んでもSSRが1回も出ないのだ。

 さらに言えばSSRのキャラは1キャラだけとは限らない。いくつかいるのでその分「お目当て」を引く確率はさらに下がる。となるといくら金があっても足りなくなってしまう。


 別にやるなとは言わない。この確率を知ったうえで「確率の問題じゃない! 10万円払ってでも、20万円払ってでも、欲しいものは欲しいんだ!」と言うのなら止めやしない。ただ、確率論を知らずにやるとなると「フェアじゃない」とだけは言いたい。

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