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満たされるということ

私にとって創作は、

飢えを満たす行為です。





肯定されない自分を、

社会に対する不満を、

解決できない疑問を、


物語として創出する。

誰かの胸に忘れられない棘を残したい。
読み終わった後に、何とも言えないむず痒さを感じてほしい。
忘れるな。私の不満を、疑問を、解釈を。


そんな気持ちで、創作活動をしてきました。



つまり私は、創作活動をしているすべての瞬間において、

不幸せでなければならないのです。



現状に満足し、幸せを感じ、満たされているとき、

おそらく私の言葉は意味も価値も持てない。

言葉そのもの以上の、何物にもなれない。




満たされるということ。

それは私の中に言葉が生まれないこと。





幸せになるのが怖いです。

一生満たされないままでいい。

愛に、温もりに、優しさに、正解に、

飢えたまま生きていたいと思います。



言葉を失うのが怖いです。

伝えたい想いがあるのに、それを言語化して、

伝わるよう表現することができないのは、

呼吸ができないのと同じくらい苦しいです。




満たされるということ。

現状という水槽に溺れ、息ができないこと。




不幸せと引き換えに生まれる、愛しい物語たちが、

どうか皆様に愛され、幸せでありますように。

1件のコメント

  • 尖ってますね。
    今はソレでも良いと思います。
    自分は歳を重ねてやっと色々丸みが出てきた気がします。
    良い面悪い面ありますが( ̄▽ ̄;)
    文章力がないので上手く表現できませんが、ありのままを大事にして作品に生かしてほしいと思います。
    オッサンの独り言ですが、応援してますよ♪
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