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電撃新文芸コンテストに参加中です

電撃新文芸コンテスト、手持ち作品で応募要項に合致しそうなものがあったので投稿開始してみました。


「薄雲花魁 謎解き座敷」(https://kakuyomu.jp/works/16816452218785779294

「藤浪(ふじなみ)屋の薄雲(うすぐも)花魁に会いに行きな。『あいつ』ならお前の助けになるかもしれねえ」

新米同心の遊馬(あすま)隆正(たかまさ)は、上役の勧めに従って吉原を訪ねる。間者の類を呼び出すための符丁と考えていたところが、隆正の前に現れたのは美しく妖艶な花魁だった。籠の鳥の身の上の無聊を慰めるため、痛快な捕物の話が聞きたい、と。薄雲花魁に強請られて、隆正は最初その物見高さに反発を覚える。
しかし、艶然と微笑む薄雲は、吉原にいながらして事件を読み解くことができるかのようで――


花魁を安楽椅子探偵に据え、新米同心が彼女の助言をもとに事件を解決するライトミステリ風味の作品です。
姿を見せずに謎を解く安楽椅子探偵スタイルということで「能ある鷹は爪を隠す」部門で行けるのではないかな、と。また、探偵役の薄雲花魁を謎めいた・秘密がありそうな女性に描いたのでその部分も「隠しごと」として見ていただけたらなあ、と。

推理要素も時代もの要素もごくごくライトに仕上げておりますので、お気軽にお読みいただけると幸いです。

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