詩よりはまだ川柳のほうが分かる、というポエム音痴の私ですが、只今開催中の「カクヨム甲子園ポエムツイートコンテスト」に突然エントリーしちゃいました。「高校生当時の甘酸っぱい出来事」と言われたら、にわかに思い出しちゃったことがありまして……。
で、取りあえず思いつくままに書きなぐったら、規定文字数を三倍以上オーバーする量になってしまい、削って削って125文字以下にしたのですが、後から読み直すと、どーにも胸の内に残るものがあってモヤモヤする。というわけで、一番最初のフルバージョンをこちらに出してしまいました。まさに、思いを吐き出すとはこのことか、みたいな気持ちになっております(吐き出したものをうっかり見てしまった方々、スミマセンm(_ _)mなんだかこっぱずかしくってリンク貼れない…(*/ω\*)
これってつまりアレなのか、という印象になってしまった気がしますが、タグに付けたとおり、リアルはもうちょっとギャグなノリでした。私はすべてにおいて出遅れているので、中学時代はほとんど目覚めることなく終わってしまい、そのまま女子高に入ってしまったので、全くセクシャルな方面には無頓着なまま、「好きになった人を慕う」というシンプルな精神構造で暮らしていたように思います。
ただ、相手は早熟なタイプだったので、私の言動にはいわれなき(?)警戒心を抱いていたようです。クラスの有志が参加する合宿行事では、同部屋になった私が彼女の隣の布団で寝ようとすると友人総動員で拒否していましたので……。
「おふざけ」も多々含む二人の関係が私の中だけで別の何かになっていたと気付いたのは、大学生になった彼女のつぶやきを聞いた時です。進学先で私の知らない世界を体験し、私の知らない「男」という生き物のことを考えていたのか、と実感した途端、ものすごーく寂しくなって、あ、私は自覚していた以上にこの人のこと好きだったんだなあ、と……。私は高校時代も出遅れていた奴でした。
今となっては、彼女がもし同性愛的な方向に早熟だったらどうなっていたのかなあ、もし彼女が「キスしよう」なんて言ってきたら私はどうしていたのかなあ、などとぼんやり考えるばかりです。
あれ、お前どっかで「初恋は二次元の人」とか言っていなかったか? とお思いの方がおられるかもしれませんが、正確には、「次元を問わず」という条件での初恋の相手が二次元のキャラクター、条件を「三次元」に限るとこの詩に登場する「貴女」が初恋の相手になる、という次第でございます。