よく女性の理想の相手として、私にだけ優しい殺人鬼というのが挙げられますが、私はそんな人に愛されたくはありません。他のノートを見てる方はもうすでに私と父の関係についてよくわかっていると思いますが、私は三姉妹の中で最も父の愛を独占していました。おかげで姉と母の人生を破壊してしまったのです。私は父に他の家族にも優しくすることを願っていますが、父はもうすぐ死んでしまうので手遅れでしょう。私は、誰に対しても優しい人間が好きなのです。誰に対しても態度の変わらない人間が、その他有象無象と同じように私に接することに安心感を覚えます。それに私だけ愛されていると、そのために蔑ろにされた人々のことを思って心苦しいのです。それにキリスト教では神様は平等に人を愛すると言われています。私も人に対して態度を変えたくはないのです。相手が私だけ愛して他を愛さないつもりなら、私は拒絶してしまうでしょう。そんな残酷なことするくらいなら私を愛するのはやめろと言ってしまうのです。馬鹿な話でしょうけれど、しょうがないのです。