前回お伝えしたように、わたしの創作の仕方は相当いい加減です。
書き忘れましたが、書き出し時点でどんな登場人物が出てくるのか決めてないし、各人物の名前どころか「主人公の名前」さえ決めずに書き始めます。
名前が必要な所で、初めて考えます。
先の筋立てなどまったく頭にはありません。
しかしお話しを進めてゆくうちに、徐々に霧の彼方に微かになにかが見え始めます。
(大概その通りには話しは進みませんけど)
話が詰まったら、とにかく登場人物になにか喋らせる。
これが必殺技です。
「鈴! 十七歳の夏」は、ほんの少しの方であっても熱心に読んでもらえたみたいで、嬉しかったです。
「閉塞集落」はまったく違うタイプのジャンルですので、同じ方々には読んでいただけていませんが、5、6回くらい進んだ時点で読んでみていただけませんか。
きっと面白いと思うんだけど・・・
何百人という方に作品を読んでもらえるなんて、どんなに幸せなんだろうか。
見ず知らずの利害関係もない人から色々な意見をもらえて、作品を愛してもらえて、どんな気持ちになるのでしょうか。
それが常態化すれば、やがてそんな新鮮さはなくなるのかな?
読んでもらえるのが、当たり前だと思うようになるのだろうか?
小説を書く方はみな同じ気持ちだと思うのですが、自分が書いた作品が世界で一番だと思うもんですよね。
そのくらいの自信がないと、物語など書けないものね。
いまは、ひとりでも多くの方に作品を読んでいただきたい。
感想を聞かせていただきたい。
読んでいただけたら、わたしの作品たちもきっと喜んでくれると思うから。