「青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない」を読了。
作者のストーリーテリングに一段と磨きが掛かっていて大満足。
ハルヒもそうだが青ブタも、登場人物の引き起こす人智を超えた椿現象を主題に据えて、モブが右往左往する物語となっている。
この手の物語構造はかなり美味しい。
ラノベ世界は異世界転生物が席巻している感があるが、思春期症候群にはこれからも頑張って欲しい。
青ブタは深夜アニメで知ったが、原作を読んだのは個人的には特殊な状況下だった。
数年前生まれて初めて死にかけて、生まれて初めて救急車に乗せて貰った。
そうして小学生の頃に盲腸で入院して以来の病院生活を経験した。
思いもかけぬ一週間の休暇は学校を卒業して以来だった。
何だか嬉しくて朝から晩まで読書した。
青ブタはこの時読破した。
死にかけたが幸せだった。
合わせて十日程仕事から離れてすっかりリフレッシュした。
青ブタはそうした訳で忘れ難い作品となっている。