今回は拙作「空願う少女は動かぬ翼を持って」の反省、ということでもしそちらの方をお読みいただく前に、この近況ノートを開いたという方がいらっしゃれば、先に作品の方をお読みいただくことを推奨いたします。
URLはコチラになります:
https://kakuyomu.jp/works/16817330660102058766/episodes/16817330660102087608 今回反省をするのですが、前回の近況ノートでも言った通り、面白かった、と思っていただいた天使のような方にとっては、少し耳障りな言葉となってしまう可能性があります。
ですので、別ノートかつ下にスクロールした部分に置いております。
肯定的な部分は前のノートで書いてしまったので、今回は否定的な部分がほとんどになってしまっています。
ついでに、ほとんどが私の思考を整理するために垂れ流してるだけのようなものなので、そこもご了承いただければなと思っております……
加えて、前回の近況ノートももちろん嘘ではないため、私自身楽しく書いていました。
ですので、これらの評価は後悔や自身を卑下したくて書いているのではなく、あくまで「私が前に進むための分析」であることを念頭に置いていただければ非常に嬉しい限りでございます。
と、いうことで少しスクロールしてから始めますね〜。
※スクロール用文3/3※
※スクロール用文2/3※
※スクロール用文1/3※
さて、それでは反省会を始めましょうかねぇ。
ここでもちらっとセクションをまとめておきますね。
・短編/長編の違い
・作品全体の雰囲気
・緊張感のなさ/平凡さ
◇短編/長編の違い◇
さて、本作で一番間違った点としては「本来長編に入れるべきストーリーを短編に詰め込んでしまった」という部分でしょう。
なるべく違和感がないように、早くなりすぎないように意識はしたのですが、それでも詰め込みすぎであるという部分は否めません。
スイルとカノンの情報交換量も少ないですし、それぞれの感情を理解する時間も短すぎるので、都合のよいシンデレラストーリー感が残ってしまっています。
それでもよくはあるのですが、個人的にはあまり満足できないので、そういった作品にはしたくありませんでした。
よくよく考えたら、あれ出会って三日の話ですからね。あまりにもスピード婚(?)
ついでに言うと、そういうのは大体失敗します。つまり彼らも……? と考えると、少し嫌になってきますしね。
つまり、長編にするべきでしたね。
もし短編にするなら、感情の動きを減らすべきでした。
例えばカノンは自身の感情を自覚していて飛びたいと思っていた、けれど最後の一歩が踏み出せない。
そこで、幼馴染という設定にしたスイルが登場。
幼馴染にすることで、ある程度面識がある=情報交換や感情の理解に時間が掛からず、ある程度描写をスキップできます。もちろん、読者に対する説明は必要だとは思いますが。
そこで、最後の一歩を彼と共に踏み出す、という風にするのが良かったような気がします。
もしくは、彼らの設定や世界設定などを大幅に変更するのもいいかもしれません。
なんなら、シンデレラストーリー風にするのも短編としては悪くないかもしれません。
とは言っても前述の通りただのシンデレラストーリーはそこまでなので、かつてスイルを助けていて、それの恩返しだった、というようにすれば私は割りと満足します。
しかし、その描写だけでいいというわけでもないので、その辺りの感情表現は緻密に描く必要がありそうにはなりますね……
と、短編長編に関してはこのくらいでしょうか。
◇作品全体の雰囲気◇
少し暗すぎる部分が問題だったかなーと思っています。
最後の方は明るくなったかなと思いますが、前置き部分の暗さに対して、最後の明るさが釣り合っていないように感じます……これもあくまで主観なので、少し微妙ではあるのですが。
なんというか、私のイメージとしてはもっと現実を受け止めた上で背中を押し、文字通り飛び立つための手伝いをするような作品だと思っていたのですが、実際出来上がったのはそうだったのかな、と疑問がありますね。
どうせなら、もっと明るい作品にしたかったですね。
とは言っても、これはこれで長編としてはアリなんですがね。
……つまり、ここでも短編長編問題が出てくるワケです。
暗い物語なら長編でもよかったんですが、短編なら明るくしたかったなぁ、と思っております。
◇緊張感のなさ/平凡さ◇
この「平凡さ、オリジナリティのなさ」というのはこれを見せた友人から言われたことで、確かにあるかもな、と思っていますね。
一読者の意見なので、|鵜呑《うの》みにはしないのですが、分析してみるとあまり無視できない問題かもなと思うようになりました。
まあオリジナリティ、に関しては「オリジナルの作品」というよりは「オリジナルの組み合わせ」なのでちょっと話が違うのですが、事実凡庸さはあるような気がします。
また、その感想を分析した際に出てきたのが「緊張感のなさ」というものですね。
と言いますのも、実際私の作品って大抵よくある王道的ハッピーエンドで、それを多少外す展開もないために先が読みやすいんですよ。
俗に言う「期待には裏切っていないが、予測も裏切っていない」というヤツですね。
確かに王道なので悪くはないのですが、ちょっと読みやすすぎるとカタルシスがないと言うか、心が動かないという部分はあるように感じます。
多分、多くの読者の方はカノンが家出した、もしくは家に戻った時点で「あ、これは飛ぶだろうな」と思ったんじゃないでしょうか。
そして、それだけならいいのですが、それからずっと「うん、これは飛ぶな」と確信を重ねるような展開ばかりだったような気がします。
一つや二つ、「え? これは本当に飛べるのか?」と思えるような展開を重ねられたらよかったんですが、それに足る展開ではなかった気がします。
……とは言っても、これは結局「短編だからその展開を入れる場所がなかった」というのはあるのですがね。
まあそれにしても、あまり意識していなかったことは明白でした。
◇おわり◇
さてさて、大体こんなところでしょうかね?
再三のお話となるのですが、否定的な言動はかなり多いですが、それらは卑下するためだったり、私が自作や小説を嫌いでこうやっているわけではありませんのでご安心ください!
それに色々と言いはしましたが、これらはあくまで「私の主観+友人”一人”の感想」であるため、確信に至るまでにはもっと多くのサンプルが必要ではあるので、もしかすると私の作品が最強だったということもありえますからね。
……感想が来ないのは困っているのですがね、いやほんとうに。
当たり前ですが、底辺だと感想がほぼないのです、トホホ。
……ということでこれを見てるそこのアナタ! よければぜひ私の作品に感想を!(ダイマ)
とは言っても、私もいつも感想言うのを忘れることもありますし、言う勇気が出ないこともあるので本当に気が向いたら、で良いのですがね。
やはり「感情は言葉や行動にしないと伝わらない」ので、そこは大事なんですよね……私も頑張ります。
それではまた〜