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「ダンジョン配信で始まる学園生活!」完結しました!

# 前置き

 お疲れ様です、空宮海苔です。
 いやぁ、ついに完結しましたね。

 一つの作品を完結させると、達成感に満ちると同時に、強い寂しさが襲ってきます。
 今まで当たり前にそこにあったはずのものが、ふっと消えてしまう感覚というか。今作については、連載期間が長かったこともあり、より強くそれを感じているように思えます。

 ゲーマーの方なら分かるかもしれませんが……こう、傑作ゲームをプレイし終えた後に感じる孤独感というか、それに似たものですね。
 私の作品が傑作などと言うつもりは決してないですが、そうやって孤独感が襲ってくる程度には、私は私の作品のことをちゃんと愛せているのかもしれません。

 それにしても、いつもひーひー言いながら執筆し、全力で走り抜いた先に完結したかと思えば、その後のことは、こんな感じに案外しんみりしているんですよね。少し不思議な感覚です。


# 本作を完結させた上での感想

 さて、カッコつけて感傷に浸るのもこの辺りにして、ぼちぼち作者の感想でも書いていきますか。

 あとがきの方でも触れましたが、やっぱり書いてて楽しかったですね。

 いつもは、あーでもない、こーでもない、あれをミスした、あそこがダメだった、と言っていますが……なんだかんだ、楽しいところはたくさんあるのですよね。

 パズルのピースが嵌ったかのように、美しい展開が出来上がったときや、ウチの子(キャラクター)がすごくカッコいい言動をしてくれたとき。また、そんなキャラたちが楽しそうに会話しているシーンを書くのが、本当に書いてて楽しい瞬間です。

 そして何より、この先の彼らのことを想像しながら、エピローグを執筆する。物語の終わりの、その余韻に浸っているときが、私の一番好きな時間ですね。私の手を離れてウチの子が自由になっていくあの感覚が……いやまあ、実際にはそんなこともないのですが。

 ともかく、やっぱりあの感覚には何者にも代えがたい達成感があります。


## 本作の良点

 ちなみに、本ノートでは大きなネタバレはしない予定です。小さなネタバレはあると思いますが……本編未読の方でも、ご安心ください。
 (ここまで読んでくださっている方で、そんな方居るのか……? という疑問はさておき)

 それで、今回の作品で特別よかったのは
・魅力的な設定/世界観を構築できたこと
・いくつか謎を散りばめられたところ
 でしょうか。

 以前、友人から
 「ローファン系で、銃火器を使って攻略するのは珍しい気がする。結構好き」
 との批評をいただいたのですよね。

 それまで自分では意識していなかったのですが、確かにここは本作の大きな特徴の一つと言えるかもしれません。
(というか、他人からもらった良点が、自分では意識できていない部分なのは、かなり実力不足を感じるのですが。作品の良さや、アピールポイントを自分で制御できていない、ということですからね)

 設定についても、かなり練りました。ダンガー周りの設定は結構ムチャしましたが、それでもそれなりの整合性が取れるようには努力しています。

 とはいえ、いつも通り設定が膨大になりすぎて、自分で忘れていたりしたのでそこはよくないのですが。それに、使えてない裏設定もたくさんありますし……
 やっぱり、設定はある程度「本編で出す場面」を用意するのが大事な気がしますね……いやこれ前にも言ってたな。同じ轍を踏んでるやないか。

 まあそこはおいておき、次の良点に触れておきますか。
 いくつか謎を散りばめられたところ、といいますが、これは主にケテル関連の話ですね。

「誰が犯人なのか、合同文化祭では何が起きるのか」

 そういった部分は色々情報をばらまいていましたし、それである程度読者の方々を混乱させられたらなーと思っていました。
 これにより、以前の作品よりは、緊張感のある良作ができたのではないかと思っております。

 とはいえ、こういった試みは初めてで、作るのはやはり難しかったです。どこにどう謎を置くか、というのもそうですが、情報が増えすぎて混沌となりすぎないように考えたりなどなど……
 読者の方々に考察させるにしても、情報が整理されず乱雑に置かれただけの状況では、考察のしようがありませんから。作者の意図は別として、そうなってくると「駄作」と言われるような作品ができあがってしまいます。
 (私の作品はどうなんだ、というのは私には分からないところですが……)

 加えて、難解さとキャッチーさのバランスを取るのも難しかったですね。
 やっぱり、本作はミステリーではありませんから、難解すぎてもよくないんですよね。謎の要素は、スパイス程度に入れることを意識していました。

 私の思いつく目立つ良点といえば、このくらいでしょうか。

 え? キャラ魅力? そんなものウチの子に魅力がないわけないだろいい加減にしろ。
 ……冗談です。
 客観的に言うと、ケテル、秋花あたりのキャラが少しブレていたり、全体的に序盤のキャラ立てに違和感があったような気がしますが、それ以外は概ね問題なかったと思います。
 特に、自然な会話の構築については自信があるところですので、そこは良かったのではないかな〜と思っています。

 とはいえ、この辺りは前作からあまり変わっていない気がしますね。自分自身、今回も自分が好きなキャラクターを作れたな〜と感じています。

 以前より、私が作ったキャラクターのことは、私が一番愛しているので、そこは問題ないですね。
 私より私のキャラを愛しているという方がいれば、ぜひ名乗り出てほしいくらいです。愛バトルしましょう、愛バトル。


# 終わりに

 さて、パッと書ける文章で言うと、この辺りが限界でしょうか。
 欠点と、反省についてはまだまだたくさん書けるのですが、それはまた別のノートで。こういうのは、不快になる読者の方もいらっしゃるかな〜と思っていますので、一応その辺りを考えてのお話ですね。

 ともかく、今回も楽しく書けました。
 やっぱり小説書くのは楽しいですね、当分はやめられそうもありません。やめる気もないのですが……

 ぼちぼち、次作も書き始めましょうかね。
 とはいえ、これからは公募に傾倒しようかと思っているので、投稿サイトへの投稿はあまりできないことが予測されますが……
 今年の目標は、これから二作どこかしらに応募することです。

 ……はい、たぶん無理ですね。

 まあそれはそれとして、投稿サイトの方は、余裕があれば短編をぼちぼち投稿するかもしれません。余裕があれば、ですので、あまり期待せずに居てくれるとありがたいです。

 ということで、今度こそ本当に終わりです。
 ここまで見てくださった読者の方々、本当にありがとうございます。

 それでは、また!

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