みょめも

プロローグから溢れる映像化のイメージ、もしくはラジオドラマで流れるイメージ。
そんなキャラクターの声が聞こえてくるような作品。
素敵です。

集団生活の中で多感に揺れる感情。 そんな感情の中の一片を切り取っている。 学生時代に友達をつくったことのある誰もが感じるであろう感情の動きを、丁寧に拾っている素晴らしい作品だと思い…続きを読む

バレンタインの時期になると、甘いお話が増えますが、こちらは甘いだけじゃない！甘さの中に怖さが潜んでいる！
いや、全面に出ている！

筆者の説明文にある「1つ1つが本」という言葉を受け読んでみました。 とても丁寧に書かれている印象でした。 その丁寧さは、作品を製本したかのようで、大切に本棚に置いておきたい気持ちに…続きを読む

某ポテトをチップにしたお菓子のように、1度封を開けたら最新話まで読まないと気が済まなくなります！
サクサク読めて、それでいて濃厚！
こういうの大好物です！

途中から徐々に不穏な空気になり、終わりに向かって膨れていく恐怖。
行間に想像をめぐらせ、静かな恐怖心を煽る、素晴らしい作品です！

バレンタインデーの前日を描いた話。
あのとき特有の、いろんな感情が入り交じった話。
結果はどうだったのでしょうか、想像が膨らむ一作です。

日常的な「あぁ、そんなことあるよね！」の強化版を切り取っているのですが、ノリツッコミとともにサクサク読めて面白い！

最初は「かなりゴリラだなぁ」と思って読んでいても、いつの間にか、彼の魅力と周りの人々とのコミュニケーションに読みふけってしまいます。
唯一無二のゴリラ的小説、面白いです！

さくっと読めて面白いです！
それ以上に素敵なものがありましょうか。
不思議な雰囲気を軸にした140字の人間ドラマの数々に魅了されます！

テーマの決め方から文字数、オチの秀逸さ、多様なジャンル。
それらのおかげで読み始めたら時間の許す限りいつまでも読み続けられそうな作品たち。
誰でもツボにハマる話があるのでは！？

朝の淡い光の射す中で、星が降り注ぐような静かな夜の中で。そんな描写があるわけではないけれど、筆者の表現にはそれを想像させるだけの「何か」を感じる。140字の中に「儚さ」「やさしさ」…続きを読む

ブラックジョークを上手に140字でまとめていてサクサク読める面白さ。味付けはSFのものが多いので、SF好きはもっとサクサク読める。スナック菓子を頬張るようにやめ時が分からなくなりま…続きを読む

作者の発想力、構成力、説得力、虚言癖、のどれか欠けても成り立つことのない、傑作です！
あと、読者の納得力も必須です。
とにかく常識が覆りました！

ちょっとした隙間時間に読めます。
カップラーメンの待ち時間、電車を待つ時間、イオンモールで妻のトイレを待つ時間。
フフッて笑わないようにご注意です。

タイトルに『力技ショートショート集』とあるように確かに力技、けれどそこがいい！読者としてポジティブな意味の力技に軽く捻られてしまいます。

ジャンルにカニバリズムとあったので読むのに正直抵抗があったのですが、何故か気になり読み始め、気づけば最終話まで読んでしまいました。最終話で種明かしされ「あ、あのセリフはそういうこと…続きを読む