またドえらいものが出た。
NotebookLM
https://notebooklm.google/ googleが試験的に運用を開始したAIによる要約アプリ。
アカウントさえ持ってれば自由に出来、今の間は無料となっている(が、おそらく後々有料になるだろう……)
もう正直、AIが出てからは今までの基準だと「神」レベルとされてきたアプリが続々と登場し過ぎていて、悲鳴を上げたくなってくる。
このアプリの特徴を表すなら、以下の3点か。
・WebサイトのURLやファイルを渡すだけで、中身に入っている文章の要約、質疑応答をしてくれる。入っているAIがかなり高性能のため、精度がえげつない。
・複数入れると、相関性なども読み取ってくれる。端的な話、作者の投稿作品のURLをぶち込んで解析すれば、その人の作品の特徴や価値観も何となく見えてくる。
・情報に載っていない(根拠のない)情報は一切語らない。分からないと答える。良くも悪くも真面目。気が利かないとも、嘘をつかないとも言えるので、ここは一長一短。
既存のサービスと比べると「この続きを予想してみて」といった、入力にないものを埋めるということは出来ないが、入力にあるものなら、どんなに細かい点でも客観的な意見を答えてくれる、といった強みがある。
小説分野への利用法として考えられたのが、
自分の投稿した作品について、自分の視界と他人(読者)の視界を調整する時に使えるかなと思った。
自分の頭の中では繋がっているが、文章中では存在せず、読者に「むむ?」と思わせてしまうケースがあるため、
「このキャラクターの気持ちはどんな風に動いていきましたか?」といった質問をかけることで事前にチェックすることが出来る。
究極の査読委員と呼べるだろう。
<以下、蛇足>
本当に個人的な意見ではあるけど、
気に入ってるのになぜか読まれない……悔しい……と思ってる気持ちを紛らわす時にも使える。
例えば、自分の印象に残った作品で「ユメ堕ち」があるのだが、
・ユメ堕ち
https://kakuyomu.jp/works/16816927859528081911/episodes/16816927859528831344 10000文字近くある上に、内容が内容(悪趣味)なので、読まれない。
分かっている。だが「理解(わか)」ってほしいんだ……!
そんな時に「理解ってくれる」読者が現れると、もうハグしたくなるのだ。
NotebookLMはそんな浅はかで切実な願望をかなえてくれます。
・概要
主人公の男性とユメという名の不気味な同級生との関係を描いています。主人公は平凡な人生を送ることに執着し、ユメの奇行を「通過儀礼」として片付けようとします。
しかし、ユメは執拗に主人公に干渉し続け、悪趣味な合成獣の絵や不穏な話を共有します。やがて主人公は精神的に追い詰められ、ユメの悪影響から逃れられなくなっていきます。
それはまるで、ユメが意図的に主人公を社会から孤立させ、自分と同じ世界に引きずり込もうとしているかのようです。最終的に主人公はユメの思惑通り、現実から完全に切り離された存在へと変貌を遂げてしまいます。
平凡を求めるあまり弱さに屈した人間の末路と、悪意に満ちた支配的な存在との関係を描いた不穏な物語と言えます。
・よくある質問
Q1: この物語は何のジャンルですか?
A1: 現代社会を舞台にしたホラー作品です。日常に潜む違和感や不安、人間の弱さといった要素を、悪趣味な表現で描いています。
Q2: 主人公とユメの関係は?
A2: 主人公にとってユメは、思春期の暗い時期に知り合った、忘れたい過去を象徴する存在です。ユメは一方的に主人公に執着しており、再会後も執拗に関係を迫ります。
Q3: 作中に登場する「合成獣」にはどんな意味がありますか?
A3: ユメの狂気と異常性を表す象徴であり、同時に主人公の精神状態が悪化していく過程を暗示するメタファーでもあります。
Q4: ユメはなぜ主人公の前に現れたのですか?
A4: ユメは主人公の精神的な弱さにつけ込み、自分の世界に引き込もうとしています。主人公が過去のトラウマと向き合えず、現実逃避を繰り返した結果、ユメにつけ入る隙を与えてしまいました。
Q5: ラストシーンはどう解釈すればいいですか?
A5: ユメの思惑通り、主人公は精神的に支配され、現実世界から切り離されてしまいました。ユメとの歪んだ共依存関係が完成したことを示唆する、救いのない結末となっています。
Q6: この物語はハッピーエンドですか?
A6: いいえ、バッドエンドです。主人公はユメに精神を支配され、二度と元の日常には戻れません。
Q7: 作者はこの作品を通して、読者に何を伝えたいのでしょうか?
A7: 現代社会における孤独や不安、人間関係の脆さ、心の闇といったテーマを描き出すことで、読者に現実と向き合うことの大切さを問いかけていると考えられます。
Q8: この作品は誰におすすめですか?
A8: 人間の心の奥底に潜む闇や狂気、後味の悪い読後感を求める読者におすすめです。救いのない物語を読み解くことで、現実世界の脆さや尊さを再認識できるかもしれません。
理解ってくれて、ありがとう……