令和3年4月1日、文筆業の開業届を税務署に提出した。
小説書きは中学生時代から40代半ばで休筆するまでの30年間、私の趣味の中心だった。初期の作風は主に幻想小説で、30歳を過ぎた頃から郷土の神話・伝説に材を取った作品にシフトした。
休筆から10年。経緯はいずれ記すと思うが、ともあれ小説書きの道に戻ってきたわけだ。
現在はネット某所で長編小説を少しずつ書いているが、小説投稿サイトではないのであまり閲覧数は伸びていない。別の発表の場を探そうと今朝思い立ち、いくつかのサイトをチラ見した上で、カクヨムに登録したのが午前中だった。
当面は、過去の小説をハードディスクの奥底からサルベージして掲載していく。先ほど1本目として公開した「葡萄」は、1992年、27歳の時に大学同人誌に発表した作品だ。いずれ機会を窺いながら、執筆中の長編も転載したい。