あけましておめでとうございます。
昨年はもう、創作出来ないままに始まり、そのまま終わってしまいました。
情けない、その一言に尽きます。
本年こそは、「女大公カイエン」の続きを再開しなければなりません。
人間、自分の残されている時間を知ってからでは遅いですし、知らないうちに居なくなっちゃう可能性だってあるんですし。
きたのさんにいただいた、カイエンの登場人物たちの絵もご紹介しないと、と思っております。みてみんに一回、アップロードするんですが、その作業すら、一回、離れてしまうとなかなか始められません。
手順を忘れたんじゃないんです。
もちろん、面倒くさいんでもないです。
小説も絵も書けない、描けないのと同じ。
おそらく、「何も手につかない」「心、ここにあらず」という日本語が一番合うと思います。
気持ちが、どうやってもそちらに向かない。生活の秩序が崩れたまま余裕を失い、これまで創作に使っていた時間を、ぼーっとしたまま費やしてしまうのです。メンタルが思い切り凹んでいるというか、気力がないから体力も減り、悪循環に陥ったままぐるぐる回っておる感じです。
私生活では昨年末、本当に推し迫ってから、今度は母親が肺炎で入院してしまい、今も入院中です。病院はコロナの感染者数がほとんどなかった時も、ずっと面会禁止だったそうです。というわけで、何か変化があれば病院から電話があるでしょう。
携帯電話も使えない母からは連絡があるはずもなく、どんな病状か、把握できていません。
今はコロナの感染者数も増えてきておりますし、どうなりますことか、と思っております。
結局、また言い訳ですね。
いかんいかん。
とにかく、できることを一つずつ、積み重ねる。
創作の環境と精神状態をそっちへ向けるための具体的な、物理的な方策を考える。
やります。
去年一年は、そんなこともままなりませんでした。
未体験の方、相続とか名義変更とか、申告と納税とか、遺言書があっても、すごい面倒臭くて時間がかかります。(友人は遺言書があって、税理士さんがいても一年ギリギリかかったそうです)
うちの父のように、なーんにも書き残さずに逝ってしまうと、どんな種類の資産がいくらあるのかから「家宅捜索」がスタート地点です。うちは自営業だったのに税理士さんも入ってなかったので、税理士さん、司法書士さん探しからスタートでした。
父に来ていた年賀状の中に司法書士・税理士さんがいたので、そこに頼んだのですが、実は相続にはあまり自信がない事務所だったらしく、結局は他の事務所のお世話になりました。
相続に際し、認知症の母に成年後見人を付けないといけなかった(自分の意思で捺印などが出来ない、一人で銀行などへ行けないため)ので、それも時間がかかりました。家庭裁判所が決めることなのです。
脅しじゃないですが、相続税のかかる資産の額が、どんどん下がっています。
「うちは大丈夫」と思ってらしても、土地家屋の評価額だけで相続税納税対象になってしまう可能性が年々、高まっているんです。
心配になってきた方、縁起悪いとお思いになるとわかっておりますが、今から調べておいた方がいいです。
去年の末に、パコの弟分の子猫、「リリ(♂)」を引き取りました。
リリなのは、目が「女大公カイエン」のリリエンスールお嬢と同じだからです。
家も賑やかになりましたし、自分の人生も賑やかしくしていかないといけません。
では、本年こそ、「よろしくお願い申し上げます!」。
尊野