こんにちは。
あんまり長々とはまだ、この「こと」について書きたくないので、お知らせだけさせていただきます。
飼い猫の猫爺が、享年十八歳四ヶ月と十日ほどで、一月十日、午前0時50分ごろに旅立ちました。
亡くなったので公開しますが、名前は「ふう」といいました。
昨年の夏から、食欲がなくなり、腎臓も悪くなりつつありました。それでもなんとか十八歳の誕生日は迎えました。一時は体重も増え、「これならもう少し一緒に居てくれるかな」と思っていたのですが……。
正月の三日あたりから、がっくりと目力が衰え、ぼうっとして寝転んでいるばかりとなり、自力で最後まで、これだけは食べていた、大好物の「鰹節」さえ喉を通らなくなりました。
そして、九日、仕事から帰ってきた時には明らかに様子がおかしく、でもまだ末期的とは思わず、私は一度、寝みました。
でも、真夜中にふと目覚めると、もう最期の時になっていました。
最期の時にはきっと私を起こしてくれたのだと思います。
そして、私の膝の上で旅立ちました。このことに関しては、爺、最後まで気を遣ってくれたんだな、と思います。
今はもう、仏様になって猫爺の母猫と一緒に棚に収まっています。
母猫の時も落ち込みましたが、あの時はまだ猫爺が居てくれました。
今回は、もう誰も居ません。寂しいばかりです。
家に帰った時は「ただいま」と、爺がいた時と同じようにしていますが、廊下の向こうから、面倒臭そうに、でもちゃんと玄関まで出てきてくれた、白地に茶色の大きな縞の斑、ニョロニョロした体、長い手足に長いしっぽの猫爺の体はもうありません。
そういうわけで、今はちょっと、頭を創作、小説へ向ける気持ちになれません。
なんでか、爺の葬式の翌日から熱が出て、インフルエンザA型であることが本日、判明しました。弱り目に祟り目で、仕事には行けないし、何もする気にはならないし、でせっかくの連休ですが、何も手につきません。
自分も、早くカイエンの先を書きたいのですが、頭の中で小説世界の映像を回すことさえ、億劫な感じです。
なるべく早く、気持ちを切り替えようと思いますが、しばらくお休みを頂戴いたします。
年度末が過ぎれば、仕事も少し減りますし、もしかしたらその前に立ち直って書き始められるかもしれません。
必ず、戻ってまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
尊野