• 現代ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

設定集をいじってました

https://kakuyomu.jp/works/16818093088703834443/episodes/16818093089849683653


:溟月県(くらつきけん)
 面積は約6754.74平方キロメートル、人口は約957万人(大半が忌術師・妖怪)、人口密度は約1416.78人/㎢
 楕円状の島で、南西に法泉湾という湾があり、湾内に唯一の港町・空港がある。島自体が都市であり、自然豊かな環境である。
 島は全部で24の区に分けられており、区長と呼ばれる者が各区を統治している。区間で抗争が起きることもしばしばある。各区は己こそが島を統治し、陰陽師を支配下に置こうという考えを持っている。ある意味ではミニチュアの戦国時代と呼べる。
 仙台湾から東63.4km離れた架空の島・県。第48の都道府県。県のスローガンは「自然との共生、古きとの共存」である。
 太古の時代よりナメラスジの交差点と言われる土地であり、様々な魑魅魍魎妖魔羅刹が集う土地とされてきた。
 地下施設も豊富であり、地上の自然の景観を守るため、各町に地下街(地下繁華街、地下オフィス街等)が存在する。

:桜坂区
 溟月市の南東沿岸部に位置する町。溟月鉄道線という私鉄の桜坂駅には賑やかな繁華街が形成されている。ベッドタウンの一つで、基本的な閑静な街並み。

:港区
 桜坂区の南東に位置する物流の拠点。貨物船やなんかが行き来する港やコンビナート、運送業者が数おおくひしめくエリア。

:在川区
 桜坂区の南西に隣接する準工業地帯。埋立地には港やコンビナートが敷設され、運送業者の倉庫や紡績工場などの工場が存在する。
 在川駅前の東の通りには居酒屋街があり、帰宅ラッシュ時には非常に混雑する。

:法泉区
 在川区のさらに西に隣接する区。外と行き来する船舶や航空ターミナルなどがある玄関口で、ホテル街が多い。
 交通の要衝とも言える流通の中心地。

:神築城区
 溟月市中央に位置する町。一番栄えた中心街で、オフィス街でもある。
 JL/溟月鉄道線神築城駅の前には巨大なショッピングモールセンター(ビル)であるカゲリエが立つ。

:反転世界「幽世」
 溟月市のみならず、すべての世界に存在する「そことは反転した領域に存在する世界」。呼び方は人によって様々で迷い家だったりティル・ナ・ノーグだったり妖精の隠れ里だったり妖怪横丁だったりドリームランドするが、溟月市では幽世という呼称を用いる。
 人ならざる者=妖怪が暮らす領域であり、彼らは人間に擬態する術を学ぶまでの準備期間をそこで過ごし、人間界で暮らすことを望んだものが幽世から出ていくというシステムである。
 陰陽師は時に幽世での任務を行うこともある。また、現世の人間が幽世に紛れ込んできてしまうケースもある。

:座卓
 陰陽師集団の名称。溟月市に拠点を持ち、同市内で活動する陰陽師集団。
 妖怪を狩るのではなく、あくまでも妖怪との共存を進める組織。故に、人が妖の世界を、妖が人の世界を侵害した場合には厳しい対処をして調律を図る。
 座席と呼ばれる頂点六位の座があり、座卓に所属する、特に上昇志向の強い陰陽師や官僚志向の者はその座席を狙っている。

:妖怪
 太古より存在する人外の異形。
 鳥獣や虫、魚の特徴を持ちつつも伝承としてのそれも併せ持ち、一概に生物的・オカルティズム的とは言い切れない不思議な存在。
 獣妖怪の場合はわかりやすい力の指針があり、それが尻尾の数である。およそ60年から100年で一本増える。
 だいたい80年ほどで成人と看做される。

:妖巧傀儡(あやくりくぐつ)
 妖力で動く機巧傀儡人形。いわゆるアンドロイド。
 買ってきて主人登録するだけで簡便に契約式神として使えるため、金銭さえ用意できれば妖巧傀儡は大いにアリな手段と言える。

:地下廃墟区画
 曰くつきの土地を開拓した結果、穢れが湧いて開拓不能となったエリア。そうしたエリアは陰陽師による祓葬待ちであり、蔓延る穢れを祓葬したのち根本原因を浄化・鎮魂する必要がある。
 厳重な物理的封鎖、妖術的封鎖で封じてあるが、稀に入り込んでしまう稀有な人種も存在する。
 いわゆる禁稜区というやつである。

:禁稜区
 穢れによって立ち入りを封じられた領域。現世の理が歪められ、超常現象が巻き起こる奇妙な土地。よほど鈍感な者でない限り霊視現象を受けたりなどの霊障を負うことになる。
 陰陽師やある程度の力を持つ妖怪でなければ(子供妖怪はまずアウト)霊障の障りを受けることになる。
 穢れを祓うことで禁稜区指定は解除される。

:穢れ
 人の負の情念から生まれた存在。この穢れから生じた異形の怪物を溟界からの使者という意味で溟人《くろうと》と呼ぶ。
 穢れが溜まり澱むと人が住めない環境になり、こういった領域を陰陽師たちは禁稜区と呼んで封鎖処置を取る。
 溟月県には禁稜区が数多く存在し、根本的に陰陽師の数が足りていない。

:溟人(くろうと)
 穢れから生じる溟界からの使者とされる存在。都市伝説的な外見であったり、くたびれたサラリーマンであったり、学生だったりナースだったりとその姿は現代的で、おそらくはその時代時代によって穢れの質も変質していくものだろうと推測される。
 逆に古いイメージの溟人は太古から穢れのイメージが変わらない=溟人として強力な個体であることが多い。
 溟人には等級が存在し、それは後述。

:溟人の等級
 溟人に一般武器が通用すると仮定した場合のものとする。
 五等級:穢れとして成ったばかりの不完全な溟人。簡単な破魔術でも祓える。角材があれば十分という強さ。
 四等級:溟人として体をなすに至った個体。簡単な破魔術数発必要。拳銃があれば十分。
 三等級:溟人として雑魚と言えるギリギリのライン。破魔術のみでは倒しづらく、妖力を駆使した何らかの補助的な技能も必要となる。ショットガンがあればトントン。
 二等級:溟人として完成された個体。ここまでくると術式や、それを持たないなら補えるだけのフィジカル、呪具が必須となる。また知性と見られる行動をとるようになる(人質作戦など)。自動小銃を持った人間複数人が集中砲火を浴びせてなんとか。
 一等級:溟人として完全な個体。陰陽師としてある程度のラインに立ったものくらいしか倒せない。同等級でもない限りは複数人で狩るのが一般的。ロケットランチャーやプラスチック爆弾を浴びせまくってトントン。
 上等級:古代溟人。侍やなんかの姿を取ることがあり、溟人というには異質な、ある種生命として成り立つような異質な存在。特例上位陰陽師以外に討伐司令が下ることはない。機甲部隊が出張ってきてどうにかなるほど。
 準特等級:古代溟人。戦国武将やなんかの姿を取ることがあり、上等級よりはるかに古い時代の溟人と見られる。女性の場合はその奥方や大奥などの姿、花嫁衣装で現れる。圧倒的な妖力を秘め、特例上位陰陽師複数人で討伐にかかる。沿岸部からの対艦ミサイル連射+戦車砲の十字砲火でどうにかなるレベル。
 特等級:古代溟人。平安時代の貴族の姿を取ることがあり、溟人等級の中では最大等級を誇る。神の如き式神を使役することさえあり、その壮絶な力は天災にも匹敵する。対抗できるのは同じく特等級退魔師か、準特等級複数名からなるチームのみ。編隊を組んだ爆撃機による戦略爆撃でトントン。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する