後ろの白い建物は御神体の石像が安置されている神殿。手前のが拝殿。
最終的に常闇様は参拝道の両サイドを霊泉から湧き出る水で満たそうと計画している。
両サイドの青い炎は瘴気祓いの炎。常闇様の凝縮された神気が練り込まれており、並大抵の魍魎は半径十五キロ圏内にすら近づけない。
なお神殿の背後にある裏庭に異世界と通じさせる石鳥居があり、蕾花たちや来客はそこから常闇之神社と外界を行き来する。
神域の森に面した公園には子供たちが集い、その森に設けられた小道の先には禊場がある。禊場では滝行に近い行為で穢れを祓い落とし、精神集中する。時々夜葉が滝行をしているレアな光景にも出くわす。