• 現代ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

常闇様 半現身

 神としての本性を一部解放した姿。夜葉の状態では全開時の一割にも満たない力しか出せないが、この状態なら三、四割の力を出せる。
 柊と戦った際には〈庭場〉内だったのもあり五割解放、その上で勝利した。つまり柊は常闇様の半分の力を解放した状態で渡り合っていたとんでもない妖怪ということになる。

 万物反転という術式を持ち、ありとあらゆるものを反転する。飛んでくるものを弾く、という単純な話ではなく、反転対象は概念にも及び、因果の結び目を反転させていくことで因果律を自在に操る能力を持つ。

 その気になれば過去も未来も書き換えられるが、本人は「過去を変えられないからみんな一生懸命生きるのだし、未来が確定したら誰も頑張らなくなる」という哲学でそれを行わない。
 なお、この因果操作は魍魎の瘴気によって阻まれるため、魍魎のいない世界にする、という使い方は不可能。

 直に触れて術を叩き込めば禁忌級でも一瞬で反転し消し飛ばせるが、ヤオロズに対しては肉体の一部を吹き飛ばすだけで終わった。現状の常闇様ですらヤオロズには敵わない。

 常闇様は普段夜葉として過ごす時はどこか抜けたところを見せるが、女神としての勤めはしっかり果たしており、分社や外の集落などの防衛に分霊を複数出している。

 なお純粋な身体能力と体術の技能は燈真並みであり、シンプルに喧嘩が強い女。少なくとも石頭の蕾花がゲンコツを食らった際悶絶するくらいには威力がある。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する