前河涼介

1944年末〜45年初頭、ドイツが連合軍の反攻に押し潰されまいともがいていた期間を舞台とした、1人のドイツ空軍パイロットの物語です。 彼は乗機Bf-109Gの機動性と大口径機関砲を…続きを読む

　第1話を読んでいる間、僕は確かにMe109Gのコクピットを目の前にイメージしていた。 　「彼」が操縦桿を倒す。109は翼を立て、大気の上を滑り落ちていく。重力の方向が変化していく…続きを読む

「リリ」と「ゆーさん」の視点で毎話交互に語られる連作ショートショート。 　1話ごとに別の場所で始まり、別の何かに出会い、異なるテーマについて語り合う。 　この作品の素晴らしいところ…続きを読む

　第一話で感じたとおりの素晴らしい作品でした。 　地の文に癖がなく読みやすかったです。 　空戦の連続なのですが、戦況の進行・変化に物語が連動しているので飽きが来ません。 　テーマ…続きを読む

何より水中(高圧溶液)を活動領域とする人型兵器という設定に惹かれました。魚雷が強いというのもどことなくレトロで好きです。重力や圧力の描写も「水層世界」に生きる過酷さを伝えてくれると…続きを読む