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対異世界言語警察特化型エピソード『魔界語であそぼ』ボツプロット公開

 書籍第二巻は5/10(木)発売!
 ヤングエースアップ様でのコミカライズも月末始動!
 こりゃ、WEBの方もバリバリ更新しないとヤバいぜ!

 ……ということで、『勇者、辞めます』1.5部最後のエピソード、『魔界語で遊ぼ』を公開しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882385011/episodes/1177354054885845777

 もともとこの話のプロットは、こんな感じでした。


(起)レオと四天王(シュティーナ除く)、魔界語を習得していない事に気づく。レオ指導のもと、慌てて魔界語習得に勤しむ。

(承)オッサン故に覚えの悪いエドヴァルト! 居眠りばかりするリリ! 授業をサボるメルネス! そんな苦難を乗り越えて、魔界行き前夜、エキドナと幹部だけの飲み会で、レオが魔界語を披露する――!

(転)エキドナ、飲んでいたワインを思い切り吹き出す。シュティーナも呼吸困難に陥っている。なぜ?

(結)「その言葉、とっくに使われてないんですよ(2018年日本で言えば、『麿』とか『おじゃる』みたいなもの)」
「いや、すごく面白い……レオよ、もう一回やってくれ」
「やらねーよバカ!」


 この形にしなかったのは、『あのレオが魔界語を習得していないはずがない』というのと、『習得していないにしても、まずシュティーナなりなんなりに"今の魔界語ってどういうの?"って確認するに決まってる』という理由が重なったからです。
 仕事の前の確認は、基本! そんな基本を怠る勇者などいるわけがない!

 ぶばーっとワインを吹き出すエキドナ、書きたかったんですけどね。

 また、本エピソードを挟んだ理由は、言うまでもなく次に控える第二部が魔界でのお話になるからです。
 僕は詳しくないのですが、異世界転生や異世界転移モノを書くと『おいおい、なんで日本語が通じるんだよ』『なんで異世界なのにジャガイモがあるんだよ』という異世界警察がいっぱい居るらしいので、少しでも、こう……設定的なアレを、アレしておこうと思って……。

 今回のエピソードは、そんな対異世界言語警察に特化した魔除けエピソードでもあったわけですね。ちゃんちゃん。

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