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無影将軍は旅に出たい あとがき(設定編)

■『なんとかエッジ』
メルネスは効率厨なので、見た目や名前にはまるで頓着していません。
彼にとっての《風神剣》は

『やたら性能が良いレアアイテム(すごく頑丈)』

でしかなく、性能さえよければ見た目が子供用のピコピコハンマーでも構わないし、長年使った武器でも破損したら容赦なく捨てます。

これは、暗殺者は一瞬のチャンスに全てを賭ける人種だからですね。
ゴルゴ13と同じです。信用できない武器は使えない。
もちろん使い慣れた武器の方が仕事はしやすいので、メルネス自身もなんとかエッジの事は大変気に入っています。


■サンドウォーム
見た目的にはFF5の砂漠で戦うやつ。
あるいは、FF11で出てきたやつ。おっきいミミズです。

弱点属性は水・風。表皮が硬いので物理属性はやや通りが悪いものの、突属性(槍、銃、弓矢)は比較的有効。狩人や槍術士を連れていくのが有効です。メルネスは《風神剣》にかまいたちを纏わせ、風の斬撃で切り刻みました。
発達した聴覚で獲物を捉えているため、もし勝てないレベルで襲われてしまった場合は《浮遊術(レビテーション)》や《消音(スニーク)》で足音を消しましょう。もしあなたのバックパックになんらかの鉱石があれば、それをばらまくのも手(大砂蟲は雑食性だが、中でも鉱石が大好物)です。


■メルネスの漢字詠唱
これはプログラム言語の違いのようなものです。レオやシュティーナの詠唱は本場・魔界発のベーシック詠唱で、多くの魔術師がこちらを採用しています。

《其は破砕の音、幽玄の戦斧/暴虐の歌よ、天地を満たせ》
《アフト・ディ・セルヴス》
《音速歌》

ベーシック詠唱は上記のように

『前口上(魔力を高め、収束させる)』
『ルーンワード(精霊に呼びかける)』
『呪文名(発動)』

の3セクションから成り立つのですが、実際に口に出して読んでみると分かる通り、微妙に長いんですよね。これ。
『詠唱長いの嫌! 詠唱時間を半分にしたい!』という人間界の呪術師たちによって編み出されたのが、メルネスの大陸式圧縮詠唱です。

> 《暗気起兮蓋世、万生蝕衰喰䰟》
> 《其不見鉄鎖》《不触金剛錠》
> 《九影針》

文字だけだと大した違いはないんですが、口に出して唱えるとベーシック詠唱の半分くらいで済む、というイメージです。

欠点は術の制御が難しい事。
ベーシック詠唱は丁寧に精霊さんのおうちにオジャマして『すみません、あなたの力を貸して頂けませんか』とやっているのに対し、こちらは『オラッ来たぞ!力をよこせ!』くらいの違いがあります。最悪、精霊の怒りを買って死にます(なので暗殺者くらいしか使ってない)。

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