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沼蛇の魔女25:魔城ついに出現

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沼蛇の魔女と石の巨人 第25話 大樹の魔城

 何と、前回24話の公開から、早二ヶ月……ようやくこちらも更新です。
 我ながら、ちょっとツチノコの方に構い過ぎたかなどと。本来この「沼蛇の魔女と石の巨人」の方がメイン連載のはずだったのですが。いえまぁ、あっちもあっちで愛着持って進めてますので、こういう事もあるわけですが。
 いくらなんでもご無沙汰過ぎる。これからはこちらもちゃっちゃと進めて……

 いけるとよいのですが(←頼りない)。

 さて今回は。テバス古城前庭の戦い、そのまとめ。そして15話から続いた第二章の幕引きと次章へのつなぎのエピソードとなります。
 まずは戦いに敗れたテツジに、コナマがヨシヨシするところから。冒頭に、テツジの過去エピソードの匂わせも。そして激戦を一つ乗り越えたところでの、一行のチームとしての団結心の強まりの描写が、今回の前半の内容になります。
 ……ですが次回、せっかく芽生えたそこに大きな変化が起きる。波乱の始まりです。そこはご期待下さい。

 後半は、ついに姿を現すシモーヌの大魔城、いわば第二章のクライマックスシーン。いやはや、毎度のことですがここまで長かった、やっと物語本番の舞台が整ったことになります。

 シモーヌの魔城、「巨大な樹の形をした塔」です。これは拙作「オーリィと黄金の林檎」に出てくる重要モチーフ、「伝承の大樹」の、本作での姿。妖魔シモーヌと謎の声「よだか」、二人の本拠地としては、これ以外の形はありえない。なのでアイデアとしてはすぐに浮かんでいました。

 問題は、その中に何があって、どんな事件がこれから起こるか。一つ二つ大きなイベントは考えてあるのですが……さて。

 そして、15話から続いていた第二章も、今後舞台を魔城内部に移すわけで、そろそろ第三章に。それは次々回から、と考えています。
 そこで、今まで第二章は「魔女相剋編」という章タイトルだったのですが、少し改めて「魔女相剋編・臨戦」としました。

 続く第三章は「魔女相剋編・深淵」。いよいよ地獄巡り突入です。

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