しれっと始まりました、『太陽系一家』の前書きです。
コンテストに参加中の『フーヤマ・シッカ』より前に書き始めた物であり、様々な挑戦を交えた物である。
小説でもエッセイでも、自分はきちんと話を練ってから書き始める。登場人物の性格などは後から考え、話の流れとキャラクター共に微調整を行いながら、書き進む。『太陽系一家』も最後の落ちまで考えてあるが、敢えて最初に登場人物を構成してから、それらに沿って話を作った物だ。
なぜ慣れない手法を取ったかと言うと、例の如く自分の挑戦精神。擬人化とは一体どういう物なのか、と言う疑問から始まった。意味は分かる。物などの特徴を活かし、人格を持たせる。では、擬人化を詰め込んだ作品とはどういうものなのか。どう書けば、面白くなるのか。
分からない。やってみよう。
太陽系の惑星達に人格を持たせると、設定がライトノベルのようだと気付く。悩んだ末に、同時に苦手意識の強いライトノベル調の文章にも挑戦してみると決意。
試験的な作品ですが、自分の小説の中では一番Web小説向けだと思われます。不定期とも言っても過言ではない程の、定期的更新を予定しています。夜空を見上げ、あぁ、そう言えばもうそんな時期かと思った時、ふらりと立ち寄って戴ければ、嬉しく思います。