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初めて読んだライトノベル

皆さんは初めて読んだ小説は覚えてますか?
ぼくは覚えていません。

小学生の頃から本が好きでたくさん読んできたので、歴が長いのもあって……記憶の彼方ですね。

でも、たくさん読んできた小説の中で記憶に残っている作品はあるものです。
幸い、初めて読んだライトノベルは、記憶に残るほど強烈でした。


「ブギーポップは笑わない」 上遠野浩平

第4回電撃ゲーム小説大賞受賞作品。
今は電撃小説大賞と呼ばれているライトノベル最高峰の賞の作品ですね。

ジャンルは、現代ファンタジーに分類されるセカイ系群像劇。
今もシリーズは続いていますが、第一作の「ブギーポップは笑わない」はすごい作品です。

文庫本一冊の中に見事な群像劇が描かれていて、それぞれの視点から浮かび上がってくる物語の核心が素晴らしいのです。
もちろん、ブギーポップや炎の魔女といった魅力的なキャラクターも。

読み終えた後で、第一章が違って見える物語。
衝撃でした。

この作品のような見事な物語の構造、ぼくは大好きなのですが……。
きっとカクヨムなどのWeb小説では理解されづらく人気は出ないだろうなとも思うのです。

仮にカクヨムで連載していたら、第一章はカテゴリエラーとも取れる展開です。
青春小説であって、現代ファンタジーではないと言われそう。
早い段階で見切りをつけられてしまいそうです。


最近読んだ作品だと、第30回電撃小説大賞《大賞》受賞作の「竜胆の乙女」も似た衝撃を読者に与えてくる作品でした。


物語の構造から仕掛けてくる作品。
ぼくはそういう作品が好きなのです。

もちろん、膨大な作品が掲載されているカクヨムですから、ブギーポップや竜胆の乙女のような衝撃的な作品が掲載されているかもしれないのですよね。
出会ってみたいものです。

ライトノベルとWeb小説、似ているところも多いけれど、別物なのだなというのが最近のぼくの理解です。
これについては、整理して別の機会に述べてみたいと思います。


好きだから、そういう作品に挑戦してみたい。
そうして出来上がった作品が「勇者の十字架」という長編です。
https://kakuyomu.jp/works/16817330667097148599

読み進めていくと浮かび上がってくるヒーロー。
そして、それを受け継ぐ者の王道英雄譚。

【9/14~9/23】で、カクヨム秋の毎日読書チャレンジが開催されています。
一気読みなんていかがでしょうか。


今回はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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