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カクヨムコン10の長編とそのあとがき

ついにカクヨムコン10が昨日(11/29)から始まりました。

ぼくは前回が初参加。
短編一作が読者選考通過という戦績でした。

もうあれから一年かと思うと、時の早さを感じます。
長編で、今回は読者選考を突破できるといいなと思っています。


今回の近況ノートは、そのカクヨムコン10に参加している長編作品についてです。

「十代のお金入門 ~ 知らないまま、大人になるつもり? ~」
https://kakuyomu.jp/works/16818093083931220934
一昨日(11/28)に第一話を公開しました。
お金のことが学べる物語というコンセプトです。

すでに完結まで予約投稿設定は済ませてあります。
なので、完結保証の全50話。
毎日20時頃に、1話ずつ更新させていただきます。
お付き合いいただければと思います。


早くも読者様から★をいただきました。
感謝しかないです。
ありがとうございます。


どんな章立てになっているかは、こちらでご紹介しておきます。
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第1章 お金とは何か?
第2章 お金と気持ち
第3章 お金で買えるもの、買えないもの
第4章 価値とは何だろう?
第5章 お金を使うとは?
第6章 お金を得るには?
第7章 借金とは何だろう?
第8章 貧困とは何だろう?
第9章 寄付(募金)とは何だろう?
第10章 税金とは何だろう?
第11章 時間とお金
あとがき
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お金についてのいろいろ大事なことを、読み進めるうちに学べる形にしています。
よろしくお願いします。



さて、皆さんは本を買ったら、「あとがき」は最後に読む方でしょうか?
それとも、あったら先に読む方でしょうか?

ぼくは割と先に読んでしまう派です。
特に紙の本では。
でも、電子書籍だと後ですね。不思議。


今回のこの作品については、「あとがき」を用意しています。
それは、この物語に込めた、作者の願いを伝えたかったから。

そして、実は、この願いを読者様に先に知ってもらえたらとも思っています。
なので、今回ここに掲載させていただきます。

この物語を、たくさんの人に届けたいのです。

その理由を知っていただけたら、幸いです。
そして、皆さんから応援していただけたら、最高です。


★以下は、「十代のお金入門」のあとがきです★
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

二人の子どもたちに向けた、パパのお金の授業はいかがだったでしょうか。
読者の皆さんのこれからに、すこしでもお役に立てれば幸いです。

この物語を書こうと思ったのは、「子どもたちは、いつお金について学ぶのだろうか?」と、ふと疑問に思ったからです。

自分の人生をふり返ってみると、明確に学んだと思える機会は、社会人になる直前でした。
ベストセラーになった「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)を親から薦められたのです。

その機会がなければ、はたしてお金について学べただろうかと。
その本をきっかけに、いろいろとお金に関する本を読みました。

学べば学ぶほど、お金というのは社会に欠かせないツールであり、付き合い方を間違えると人生を左右しかねないということが実感できました。
そして、社会に出るのに大切なことを学んでいなかったという、大きな衝撃もありました。

日本は経済大国だったはずなのに、一人親世帯などで子育てとお金に苦労する話をよく耳にします。
多くの世帯では、貯金ができていないという調査結果もあります。
物価の上昇も毎月話題になっています。

子どもの貧困についてのニュースが注目されていました。
満足に三食の食事がとれない子どもたちがいる。
「子ども食堂」という言葉はやさしさにあふれていますが、同時にそんな言葉は生まれない方がいいのにと、切ない気持ちにもなります。

もうお読みになられた方はわかるとおり、この物語には「お金持ち」になる方法は、ひとつも書かれていません。
そういった話は、他にゆずろう。
子どもたちに向けて、「お金とは何か」を語ろうと筆をとったしだいです。

どこにでもあるような、あたたかい家庭を舞台に、親から子へ「お金」をテーマに大事なことを伝える物語。
そんなイメージで書き上げました。

「お金との付き合いは、一生続く」

大人になれば、いやでも実感します。
何事にもお金が関わってきます。

子どもたちにも、それをきちんと知ってもらいたい。
そう思っています。

お金との付き合いが一生続くのであれば、お金にふりまわされないために、知識が必要です。
上手に付き合う方法を、知らなくてはいけません。


この物語を読む子どもたちが一人でも多ければ、うれしいです。


また、子育てにがんばるお父さん、お母さんにも読んでいただけたらと思います。
世の中のことを知って、しっかりとした大人になってほしい。
親なら誰でもそう思うものです。

お金のことを、少しでもわかりやすく我が子に伝えたい。
そんな気持ちの助けになれば、この物語を書いたかいがあるというもの。

この物語のパパのように、子どもたちとお金の話をしてみてはいかがでしょうか。
親子も、お金も、一生の付き合いですからね。


この物語を気に入っていただけたら、ぜひ、友だちや周りの人に薦めてほしいです。


子どもたちみんなが、お金の知識をきちんと身につけたら……素晴らしいと思うのです。
彼らが大人になり活躍する時代には、貧困の問題は小さくなり、今よりずっと良い社会になる。

そう信じています。


凪野 晴
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あとがきを先に読んでもらうのは、なかなか恥ずかしいですね。
でも、知ってほしかったのです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
よろしくお願いします。

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