最近、Xの創作界隈で話題になっていました。
「Xでの小説宣伝は、効果があるのか?」
今回はそのことについて、個人的な意見を書いておこうかなと思います。
Xで見られた意見としては、
・宣伝する暇があるなら、小説書いて投稿して、ランキング上位になるべき
・Xでポストしても、増えるPVや★は微々たるもので意味がない
といったもの。
カクヨムなどの小説投稿サイトで上位ランキングに入ることに注目してのご意見のようでした。
でも、ブランディング、マーケティング、プロモーションといった観点だとそれは短絡的で短期的な意見かなと思うのです。
読者と作品のマッチングという点では、現在の小説投稿サイトでのランキング表示やサイト内検索に対して、作者ができることは限られています。
※作品を投稿する以外では、近況ノートや活動報告の記事、タイトル、キーワード、紹介文の工夫くらい。
そして、Xという一つのチャネル(経路)だけでは、なかなか作家や作品のブランディングはできません。
これは一般的なマーケティング論としてですが。
大事なことは、複数のチャネルがあることで接点が多く生まれ、覚えてもらえるのですよね。
この近況ノートもそのひとつでしょう。
Xでの活動は、作者としてファンと近い距離で自分の作品を知ってもらうチャネルとして優れていると思います。
ファンと交流できるというのは、意味があると思うのですよね。
年単位の活動で考えると。
面白い小説を書くことは作者にしかできないことでしょう。
でも、その小説を沢山の多くの人に届けるには、いろいろな方に応援されないと無理。
ランキング上位に載ることで、さらにファンが増える。
そんな複利的な効果は、当然あるでしょう。
でも、ファンになってもらうには、いろいろな方法がある。
その一つとしてXを活用するのは良いのではと、個人的に思うのです。
ぼくはXで小説宣伝を不定期にしています。
その投稿がきっかけで、フォロワーさんが読み始めてくれたり、読むのを再開してくれるのを確認しています。
PVや❤の数は少ないかもしれないけれど、その先には作品に興味持ってくれた1人の人間がいる。
それだけで、素直に嬉しくなる自分がいます。
感謝しています。
RPやいいね!も嬉しい。
もちろん、空振りになることもありますよ。
でも、結論は……作者自身に嬉しいことが起きるかもしれないから。
その効果を期待しているだけでも、無駄ではないと思うのです。
まぁ、戯言かもしれませんが。
【追伸】
Xを通じて、他の作者さんの人となりを知るのも楽しみだし、交流も楽しいですよね。