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第9回カクヨムコンに、書き下ろし「勇者の十字架」で参加します

 11月11日に「勇者の十字架」という近未来・異世界転生ファンタジーを書き上げました。11万字以上の長編です。この作品を第9回カクヨムコンで公開していきます。すでに、話数分けして公開予約は設定済みです。キャッチコピーや紹介文も用意しました。全五十五話となります。

 元々は、カクヨムコンに参加する予定というか想定はなく、ただ異世界転生ファンタジーを書きたいという欲求を満たすために書いていました。

 異世界転生ファンタジーは、今や人気ジャンルのひとつです。そこに挑戦をしてみたいという想いが前からあって、ネタを考えてはプロットまで届かずボツになっていました。

 小説のトレーニングで三題噺をしていた時に思いついた話を中心に、それまで考えていたネタと組み合わせて、いい感じのプロットになりそうとなりました。それが、自分のメモを振り返ると8月中旬。

 三題噺というのは、ランダムで三語お題をもらって、即興で物語を作るものですね。十行くらい書いてみるってのを、時折トレーニングとしていました。


 確かプロットは一週間くらいで済ませています。当時は、中編くらいのボリュームだなと思ってました。執筆に取りかかったのが8月末。そこから、毎晩1,000〜2,000文字書いてました。時間として毎晩1〜2時間。遅筆だと思います。でも、結果、プロット作成開始から初稿まで、約三ヶ月間です。

 家庭を持っていて仕事もしていてなのですが、欠かさず毎晩書いていたのは自信になりました。もっとハイペースで書いている人たちはいらっしゃいますし憧れますが、自分のペースというのも大事。

 余談ですが、この執筆期間中に、仕事で必要な資格試験を受けて合格しました。
(もう二度と重なりたくないです)

 三ヶ月から四ヶ月で一冊分の物語を書けるなら、なかなかいい感じなのではと思います。これを続けていきたいです。ある意味、書き上げて、推敲して、公開準備完了した今が重要ですね。次の作品にすぐに取りかかって、ペースを維持したいところです。


 中編と思っていたのが長編になったのは、キャラクターが動いたからというのがあります。エピソードやシーンを追加した方が面白くなると気づいたら、プロットを調整して執筆に戻る。それを繰り返していたら、本一冊のボリュームになりました。世界観が広がっていったのも手応えを感じるところでした。

 当初のプロットで想定していた章立てが、後半部分が大きくブレました。良い意味で、話に広がりと深さが出たからだと思います。


 作品のタイトル「勇者の十字架」は、プロットの段階ではこのタイトルではありませんでした。仮タイトルでつけていたのは、今や定番の長文タイトル。でも、執筆を重ねていくうちに、作品内容にもっと相応しいタイトルが欲しくなって、かなり考えました。意味深いタイトルになって、本当に気に入っています。

 長文タイトルって作品の内容を紹介するには強いですが、覚えてもらって誰かに伝えるには略称がないとつらい面がありますよね。それよりも、一言で伝えられるタイトルが欲しくなったのもあります。短いタイトルのパワーが好きなのかもしれません。


 公開前なので、どんな物語なのかは話せないのがつらいですね。ただ、異世界転生ファンタジーのテンプレートに従った冒頭の展開ではないので、それを期待されている読者の方がいらっしゃったら、すいません。紹介文では、間違えないようにきちんとご提示する形にしておりますが。

 カクヨムコンが始まる12月1日に、物語が大きく展開する手前まで一気に公開させていただく予定です。もちろん、そこまでも面白く書いたつもりですが、果たして受け入れられるのか……。


 作者は最初の読者。その読者としては、最高に面白い物語だと感じています。

 そして、作家の業と思いますが、一度作品が出来上がるとその評価が欲しくなるものです。その評価の場として、タイミングよくカクヨムコンが開催される。本当にありがたいことです。挑戦する機会を活かしたいと思います。

 「勇者の十字架」に出てくる主要キャラクターは、作者としては全員、激推しです。そのキャラクターたちが、皆様の前に登場する日を今はとても楽しみにしています。

それでは、開幕までしばしお待ちを。

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