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作中の政治、文化、経済etc……が心配

【執筆中のつぶやき】

せっかく、フィクションの物語を書くのだから、起きる事件は、「国を揺るがす大事件」なんて派手なものにしてみたいなぁ……、などと思ったりします。

……しかし、です。

物書きとしても素人ならば、政治文化経済etcetc……に関しても素人。
そんな趣味の物書きが、一国を動かすことなんて、できるわけが……。

――いや。作者なら、動かせるんですけど。
作者だからこそ、動かさなきゃダメなんですけど。


……もっと、いろいろ勉強しておけばよかった。
今からでも、もっといろいろ、勉強すべきなんだ……。


趣味の物書きって、結構、大変な気がします……。


(書いている作品から、作者の専門が見えたりしますよね。
 私は結局、「その道のプロ」にはならなかったけれど、何をやってきたのかは、バレバレな気がする)


そうそう!
今日、たまたま、こんな記事を見つけました。(なんて、タイムリー!)

『ファンタジー好きなら知っておきたい中世ヨーロッパの「階級と暮らし」事典|monokaki編集部』
https://monokaki.ink/n/nf5981172efac

エブリスタの運営さん(?)が、noteで書いている記事です。
「ファンタジー書きのために、中世ヨーロッパのことをまとめた本を出したよ」という話。
本の紹介(宣伝)ではあるのですが、内容の一部が詳しく載っていて、「ほおおおぉ、そういうものなのか!」と、膝を打ちました。



【更新予定】

「なんでっ? どうして、ハオリュウが〈天使〉になるのよ!?」

 驚愕に震えるクーティエに、ハオリュウは冷静に答える。

「荒唐無稽に感じるのは分かるけど、自棄になっているわけじゃないよ」
「でもっ!」

「エルファンさんが事情聴取のときに使ったのと、同じ手を使うんだ」
「何よ、それ!」


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  4.絹糸の織りゆく道-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16817330663330261539
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)

 明日、金曜日 20:20 投稿します。


※第三部 第二章は、
 2023年9月1日 ~ 2024年2月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












「クーティエとハオリュウ2」

いやいやいや、クーティエさん。
そこで、「私、ハオリュウが〈天使〉になるという意見を支持する」なんて、言ったらダメでしょ?
『なにがなんでも、猛反対』が、正しいヒロイン(臨時)の姿でしょう!?

――と、ツッコミながら書いたエピソードでした。


こんな流れにするつもりは、まったくなかったのです。
でも、なんか、ハオリュウに言い負かされ……いえ、言いくるめられ……いやいや……、……て、しまいました。

『代案もなく反対するだけ』というのは、道理が通らぬ。――クーティエは鷹刀一族ではありませんが、あの両親に育てられたなら、鷹刀っぽく、そんなふうに考えるのではないかな……。
そう思ったら、『なにがなんでも、猛反対』が、できなくなってしまったのです。


そして、一方のハオリュウは……。
クーティエが歩み寄りの姿勢を見せた(? というんでしょうか?)にも関わらず、更に、とんでもないことを言い出すのでした。

(要するに、「お姉ちゃんは、どうせボクの言うことなんか聞いてくれないから、他を当たるもん」……)



【次回予告】

「僕の生きている世界は、魑魅魍魎の棲み家だからね」

 穏やかに見える善人顔で、ハオリュウが微笑む。

 刹那。
 クーティエの中で、何かが弾けた。

「そんな言葉で、誤魔化さないでよ!」


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第三部 海誓山盟  第二章 黄泉路の枷鎖よ

  4.絹糸の織りゆく道-3


 よろしくお願いいたします。

6件のコメント

  • 毎週同意してる私ですが、今回もうなずきまくりです。

    ファンタジーってガチで書くとなると、世界の全てを知っておかないといけないんですよね。真面目にやればやるほど膨大な知識が求められるようになって。私はそれでファンタジー書けなくなったんです。特に長編。

    いつか、そこら辺をある程度誤魔化せるくらいの知恵がついたらチャレンジしてみたくはあるんですが。同じ意味でSFも難しくて、両方書けてる月ヶ瀬さんは凄いと思いますね。
  • こんばんは~(*´▽`*)

    >お姉ちゃんは、どうせボクの言うことなんか聞いてくれないから
    ここだけハオリュウが可愛くて思わず吹いてしまいました……っ!( *´艸`)

    文化や政治をちゃんと考え始めると、ほんと難しいですよね……っ!(><)
    私はいつもふんわりなので……(;´∀`)

    ご紹介されている本、思わず注文しちゃいました~!(≧▽≦)
  • 梶野さん
    コメントありがとうございます。

    ご賛同、ありがとうございます!
    私がブツブツ言うことは、たいてい、「分かっているけど、どうにもならないよ~」ってモノで、しかも「物書きじゃなきゃあ、このカンジは分からないよねぇ(=リアルでボヤいても、相手にされないんだよぉ……)」という内容なので、「分かる」のお言葉、非常に嬉しいです。

    よくよく考えると、私はガチファンタジーって書いたことないんです。
    そりゃあ、むか~し(小学生~中学生くらい?)は、メルヘンなファンタジーは書いたような気はしますが、本格ファンタジーみたいのは全然。

    私が書いているのは、ジャンル的には微妙なんで……。
    基本的には「現代」て言ってしまって良い世界、じゃないかなぁ(だから、世界を構築する、という意味では楽)

    ……まぁ、「現代」は楽ちん、なんて言っていると、「土曜日は半日授業で、お弁当は要らない」とか、書いてしまいそうです。現代も楽とは限らない……。
    (週休二日になる前に学生時代を終えたクチです。梶野さんも……ですよね?)
  • 綾束さん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます!

    ハオリュウの(心の)セリフ、ウケてくださいました!?
    ありがとうございます!(密かに狙っておりました)

    わわ。
    私が買って読んだわけではないのに、なんか、……ええと、すみません??
    でも、noteの記事、本気がにじみ出ていて、すごかったですよね。
    エブリスタの運営さんが、プライドにかけて、いいもの作ったよ、って感じで。
    誰もが読める状態で、あそこまで載せてくれるのは、なかなかないと思います。
    綾束さんの作品世界が、より深いものになりますね!
  • 確かに、中世ヨーロッパを全く知らない私には分かりやすい! これを読めば、すなさと初の洋風ファンタジーが書けるでしょうか? (和の知識もさしてあるわけではありませんが、程度問題)

    その時代風習・文化をどこまでガチで調べるか・書くかはとても迷うところです。現代では存在しないものもあって、やり過ぎると説明ばかりしなきゃいけなくなったり、小難しい言葉ばかり出てくるようになったり。

    でも作り込むと雰囲気も出てきて、話も重厚になってくるので、できるだけこだわりたいところではありますね。
    政治や経済もしかり。ここが絡むと、さらに話が濃厚に……。(でも難しくてなかなか書けない)

    エブリスタさんの本は確かに分かりやすいですが、その分みんなが同じ世界を書き出しそうな気もしないでもない。ここから、オリジナリティ溢れる独自の文化や風習をオンできるとさらに物語がおもしろくなりそうですね!
  • すなさとさん
    こんにちは(こんばんは?)!
    コメントありがとうございます!

    密かに進めてらっしゃる新作は和風とのことでしたが(楽しみにしております!)、すなさとさんの洋風ファンタジーも読んでみたいです!

    すなさとさんの和の知識の深さは、千紫や深芳の言葉遣いが自然に出てくるところから滲み出ていると思います。(どなたかのコメントの遣り取りで、ありましたよね。それをたまたま読んで、自然に出てくるって、凄い! と思ったのです)
    和の世界がお好きで、ずっと和の物語や、大河ドラマなんかを見てらっしゃったんだなぁ、と思います。こういうのは、一朝一夕には身につかない! 積み重ねって凄いし、大事!

    政治を動かしたり、経済を動かしたり……は、本を読んで疑似体験は可能でも、実際に動かすような立場になるのは……なかなか。
    実体験できないものを書くのって、難しいですよね。
    (それを言ったら、異世界や魔法も、実体験できないんだけど)
    でもできるなら、重みがあって、迫力のある世界を書きたいなぁ……。

    同じ本を読んで、みんなが同じ世界……うわぁぁ、それは良くない。
    ……そういえば、「この説明、ほぼウィキペディアのコピペでしょ!」という文章を読んだことがあります……。ああいうのはダメ、絶対!
    本を参考にするのは、この身分の人は、この敬称をつけて呼ぶのが決まり、みたいな、そういう部分のみで!(そういうところだって、読者が混乱しない範囲で、オリジナルに変えるのもありだと思う)
    「物語」は、あくまでも、「その作者の世界」。
    個性的な世界を読みたいです~!
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