【執筆中のつぶやき】
卒業式、あるいは入学式のシーンには、舞い散る桜。
暑い夏の日には、蝉の声。
小説は文字だけですが、舞台演出が凝っていると盛り上がるのではないかと思います。
さて。拙作。
悪いヤツが、ヒロインを捕まえました。
では、どんなところに、彼女を閉じ込めるのが一番、効果的でしょうか?
地下牢?
………………ダメだ、美しくない!
捕まったのが、熱血主人公なら、『鞭打たれて、地下牢に繋がれる』のは、なかなか絵になります(この場合、何故か鞭。←偏見)。
けど、ヒロインに、それは、ダメだ――!
というわけで、ヒロインは『高い塔の上』に閉じ込められました。↓
現代ファンタジーなので、高い塔ってのが、『展望台の上』なんですけど……。
【更新予定】
セレイエの記憶を受け取ったメイシア。
目覚めたときには、高い展望塔の上に囚われていた。
「ルイフォン。必ず、あなたのもとに帰る」
高く澄んだ声を響かせ、彼女は誓いを立てる。
セレイエの記憶から得た情報は、〈蝿〉になんか伝えない。
情報には、価値がある。どんな些細な情報だって、渡してはならない――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第七章 五里霧の囚獄で
6.塔の上の姫君-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16816700427069093473 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 公開です。
※第二部 第七章(本編19話+幕間1話)は、
2021年7月16日 ~ 2021年11月26日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「展望塔」
メイシアが閉じ込められた展望塔(展望室)は、かなり広いという設定です。
そうでないと、ガラス張りの部屋では、あっという間に室温が上がって、メイシアが死んでしまいます。
本当に、こんなところに監禁して大丈夫かと心配になったので、念のため、ちゃんと空調が入っていると書き足しました。
イメージとしては、東京タワーの展望室?
(今、ネットで確認したら、東京タワーの展望室が私の記憶とは、まったく別物になっていました……。そうですよね、私の記憶って、●年前だし……)
石造りの塔で、上が360度ガラス張りというのは、ありなんでしょうか……?(「フィクション」で許されるでしょうか?)
かなり無理やり感のある展望塔ですが、ヒロインが捕らわれているシチュエーションとして、映えるものを考えた結果です。
ファンルゥと同じように、普通の部屋に閉じ込められることも考えたのですが、やはりイメージ優先で――。
やっぱり、ヒロインは塔の上でしょう!
閑話休題。
前回まではルイフォンの状況、そして、今回からはメイシアの現状です。
まったく望んでいなかったのに、セレイエの記憶を手にしてしまったメイシア。
『デヴァイン・シンフォニア計画《プログラム》』の詳しい計画内容や、セレイエのことも分かったのですが――
メイシアにとって、最重要なのは、
〈蝿《ムスカ》〉から逃げて、ルイフォンのところに戻ること。
なので、本文中に『デヴァイン・シンフォニア計画《プログラム》』の詳細は、まったく書かれていません。
…………すみません。
『デヴァイン・シンフォニア計画《プログラム》』の詳細について、ここでいろいろ書くと、ただの説明にしかならず、しかもややこしいので、後回しです。
さて、セレイエについて訊かれたメイシアは、〈蝿《ムスカ》〉になんと答えるか。
続きます!
【次回予告】
〈蝿〉には、どんな情報も渡さない!
メイシアは、一世一代の演技で、セレイエの行方は知らぬと言い張る。
幾つかのやり取りの末に出された、〈蝿〉からの提案。
そして、彼は「昼食を用意させる」と言い……。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第七章 五里霧の囚獄で
6.塔の上の姫君-2
よろしくお願いいたします。