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美形の描写は、数回の登場で褒め言葉のストックが尽きる。しかし……。

【執筆中のつぶやき】

テレビや、漫画など、「映像」のある作品は、「美形」が出てくると映えます。
見目麗しいものは、目の保養です。

勿論、小説だって、やはり「美形」は人気だと思います。
やはり、キレイなものは、好印象。

しかし、小説の作者として「美形」を描写するのって、かな~り難しいと思うのです。

褒め言葉を並べまくると、なんか単調な上に、そのうち、語彙が尽きる。
しかも、人それぞれ、好みの「美形」が違うので、作者が「凄い美形!」と思って描写しても、そこに萌えてくれない読者も、きっといるはず……。

そんなわけで、「美形」よりも、「非美形」のほうが書きやすいと、個人的には思います。

……だって、「美形」はトイレにもいけないんですよ?
それよりも、癖のあるヤツが、だらしなく尻でも掻きながら「便所行ってくる」と言ったほうが、味があると思いませんか?

(↑を書いて、ちょっと後悔した。「私の」イメージが崩れる……)

#「非美形」キャラ、頑張れ。



【更新予定】

 リュイセンが〈蝿〉に囚われた日から一週間――。
 その間、鷹刀一族総帥、鷹刀イーレオが出した指示は『待て』であった。

 そして、ようやく、リュイセン救出のための作戦会議となる。

 ハオリュウからの申し出を預かってきたシュアンが言う。

「あの庭園に侵入したいなら、ハオリュウが摂政に掛け合うと言っている」

 しかし、その方法は……。


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第六章 天球儀の輪環よ

  4.菖蒲の館に挑む方策-1
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16816452219802587608
               (公開時間になりましたら、アクセスできます)


 明日、金曜日 20:20 公開です。

※第二部 第六章(本編16話+幕間1話)は、
 2021年3月19日 ~ 2021年7月9日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。



【制作ノート】

 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












「本人に出番はないけれど、たぶん、ハオリュウの回」

貴族の当主であるハオリュウは、凶賊である鷹刀の屋敷には、そうそう行くことはできません。
そのため、シュアンに伝言を頼んで、今回は出番なしです。

(警察隊のシュアンだって、凶賊の屋敷に行くのはどうかと思うのですが、シュアンの顔なら自然に紛れてしまうので問題ないのでしょう。
もし、何か言われたところで、「私服での侵入捜査」で良いのでしょう。……たぶん。
それよりも、あの面構えのシュアンが、貴族であるハオリュウの家に出入りすることのほうが問題かもしれません)

ハオリュウ本人に出番はないのですが、読み返してみると、彼のエピソードが結構、盛り込まれていました。

ハオリュウにしろ、シュアンにしろ、決して華やかな外見ではありません。
しかし、そもそも「絵」のない小説なら、こういうキャラも、結構、映えるかもしれない……?
――と、思いました。

#むしろ、ハオリュウもシュアンも、この容貌だからこそ、キャラが立っている気がします。
 美少年のハオリュウ、イケメンのシュアン…………ないない。



【次回予告】

 リュイセンを救出し、〈蝿〉を捕獲する。

 この命題の解決への糸口が、まるで見えてこない。
 皆が焦燥を顔に浮かべ、沈黙が訪れる……。

 そのとき。
 細く――、しかし凛とした、鈴を転がすような声が響いた。

「すみません。よろしいでしょうか」


『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第六章 天球儀の輪環よ

  4.菖蒲の館に挑む方策-2


 よろしくお願いいたします。

4件のコメント

  • こんばんは~(*´▽`*)
    確かに、美形キャラの描写は似た感じになってしまいますよね……(><)

    非美形のキャラのくだり、読んだ瞬間、シュアンのことだ! と思いましたが(笑)、ハオリュウもでしたか!Σ( ゚Д゚)
    美人なメイシアの異母弟なので、半分しか血がつながっていなくても、ハオリュウも美少年なイメージでした……(*ノωノ)
  • 綾束さん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます。

    非美形ときたら、シュアン! ありがとうございます。その通りです!
    初登場時には嫌われまくった(そりゃそうだ)シュアンですが、今は、名前を伏せても「彼のことを言っている!」と分かっていただけるほどに地位を上げました! 嬉しいです!
    (その「地位」ってのが、「非美形」ってのが、……シュアン、ごめん。君はとても役に立っているよ!)

    ハオリュウは「どこまでも普通」の顔です。
    初登場時には「十人並み」と書かれていました。
    しかし、その後、いつもの友人氏に「フツメンは分かったけど、あえてそれを連呼することはない!」と言われたために、「十人並み」の看板は持ち歩かなくなりました。
    だから、綾束さんが、美少年と勘違いされてもしかたないのです。(……が、普通の顔なのです。良くも悪くもない、普通の顔!)

    (しかし、シュアンの「悪人面」という表記については、友人氏はまったくツッコみませんでした。シュアンって、不幸?)

    メイシアの実母は、超美人でした。メイシアは母親似です。
    メイシアとハオリュウの父は、顔も能力も、どこまでも普通の人でした。穏やかで、貴族なんかじゃなければ、平凡な幸せを手にしていた人でした。そして、ハオリュウはこの父にそっくりなのでした。
    (ハオリュウは、平民の母親似なのではなくて、貴族の父親似なのですが、摂政の使用人たちは「普通の顔は、平民の証」みたいに思っていたっぽい。王族の摂政がキラッキラの人だからでしょうか)

    なお、メイシアの明晰な頭脳は、なんでも万能な母親似。
    ハオリュウの腹黒さは、父親の秘書だった「母方の伯父」似なので、ふたりとも頭が切れるほうですが、それは「姉弟だから似ている」というわけではないようです。
  • こんばんは
    実は自分も、ハオリュウは美少年のイメージでした。
    『黒執事』(ほぼ読んでいませんが)のシエルに近い感じ……?
    でも言われてみれば、そういった描写はなかったような気もします。貴族の少年、メイシアの弟、大人びた性格、腹黒なところも……いろんな要素が重なって、美少年のイメージになっていったのかもしれませんね。
    でも十人並みでも、自分の基準で言ったら美少年かも(平均値が高いということで笑)

    美形キャラと非美形キャラ、自分はどっちが書きやすいんだろう。
    今書いている作品が、ほぼ美形しか出ないので、感覚が麻痺しています笑
    ベテルギウスは書きやすいです。だらしなく尻でも掻きながら「便所行ってくる」とか言いそうですし、あまり気を遣わずに書けます。
    でも、あれでも一応、元美形なんですよね。今も面影はあるはず……笑
    顔も性格も美しい人は難しく感じます(どこかでボロが出そうで)。
  • ナマオさん
    おはようございます(の、時間になってしまいました)
    コメントありがとうございます。

    あ、ナマオさんも、ハオリュウ美少年説でしたか。
    普通に考えれば、そのイメージになるんですよね。
    姉のメイシアが、あれだけ褒め称えられているので。
    そこをあえて、弟は「どこまでも普通」の顔設定にしたのでした。
    私が天の邪鬼です。
    (姉妹だったら、かなりコンプレックスになっていそう。姉弟だから、問題になっていないんでしょうね)

    『黒執事のシエル』――分からなかったので、検索。
    ……――!?
    設定はかなり、かぶるものの、滅茶苦茶、美少年じゃないですか……。
    なんか、ハオリュウって、過剰評価されている……?

    『パルテミラ』は、美形ばかりですよね。
    そういえば、ベテルギウスは「便所~(略)」を言えるキャラ(だと、私も思います!)なのに、美形でした!
    いちおう、だなんて、ちゃんと「ベテルギウス=美形」は覚えていますよ!
    ベテルギウス、いいキャラですよね。味があります。魅力的なキャラだなぁと思います。
    性格の美しいキャラ? ……書けませんねぇ……。
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