【執筆中のつぶやき】
戦闘というのは、まぁ、あんまり良いことではない、と思います。
誰かを傷つけることになるわけですから。
けれど、物語の中では、見せ場のひとつのような気がします。
だから、「すごいやつ」を書きたいわけです。
そして、小説――すなわち文字だけ! で、戦闘(動き)のシーンって……。
――むちゃくちゃ難しい……。
試行錯誤の末、なんとか書いて、そして、「私らしい戦闘描写のスタイル」ができた……気がします。
それは――。
「そのキャラらしさを出す」
――って、普通のシーンと変わらない……。
たとえば、「巨漢」キャラだったら、筋肉のムキムキ具合いとか、そのキャラが飛び跳ねたことによって凄い地響きが起きるとか、そのキャラならではの効果を書いてみる、という感じです。
(勿論、私が武術に詳しければ、体の使い方とかを的確に書けるのでしょうけれど……)
……あとは……アニメっぽいですが、髪とか、マントの裾を長くして、その「先っぽの動き」を入れることで、迫力が出る……気がします。大きな動きであるように感じるからでしょうか?
#でも、実際には、長いズルズルは邪魔だと思う。
そして、今回、私が出した「そのキャラらしさ」とは――。
「スマホの画面は、屋外に行くと見にくい」作戦
(気になったら読んでください……)
【更新予定】
ファンルゥが人質に取られている以上、タオロンは〈蝿〉に逆らえない。
「〈蝿〉っ……! ……糞おぉっ――!」
怨嗟の雄叫びを上げ、そして、タオロンは構えを取る。
彼と戦わなければ、ルイフォンとリュイセンは死ぬ。
心を切り替えることのできないリュイセンに、ルイフォンが叫ぶ。
「リュイセン、頼む! お前が動いてくれなきゃ、俺たちは死ぬ!」
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第五章 禁秘の神苑にて
7.万華鏡の星の巡りに-2
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/16816452218699055886 (公開時間になりましたら、アクセスできます)
明日、金曜日 20:20 公開です。
※第二部 第五章(本編16話+幕間1話)は、
2020年11月20日 ~ 2021年3月12日 毎週金曜日 20:20 定期更新です。
【制作ノート】
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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「スマホの画面は、屋外に行くと見にくい」
渾身の(?)戦闘回です。
戦闘シーンに入ったら、基本的にルイフォンに活躍の場はありません。
彼が弱いからです。
根性で頑張っても、いきなりパワーアップしたりはしません。
進化したり、新しい力に目覚めたり、新しいアイテムでなんとかなったりもしません。
でも、ルイフォンは主人公なのです。
「善戦する」では、駄目です。「活躍しなければ」いけません!
――時々、主人公のスキルを間違えたかな……? と思うことがあります。
どう考えても、リュイセン(や、タオロン)のほうが花形です。
それでも、ルイフォンを主人公に決めたからには、ルイフォンを活躍させる――のは、勿論、「ルイフォンにしかできないことをさせる」必要があるのです。
……で。
それが…………。
「明るいところに行くと、スマホの画面が見えにくいよ」作戦……。
こう書くと、なんか、本当に…………。(ルイフォン、弱いんだよねぇ)
でも、本文中では、カッコよく決めてくれた……と、思いたいです。
私が以前使っていたタブレットには「明るさの自動調整」機能がついていました。周りの明るさに合わせて、画面の明るさを変えるというものです。
けれど、これが、私の好みの明るさになってくれない……。随分と不便な思いをしたのです。
それで、タスク管理アプリを使って、「自宅WiFiの電波を取れなくなったら(≒外に出たら)、画面の明るさを最大にして、音量はマナーモードにする」という設定をしました。これで満足。
――なんてことをした経験から、ルイフォンも、こういう小細工が好きだろうし、こういうのに注目するだろうなぁ、などと思ったことが発想の元です。
ルイフォンが主人公だからこそ、『デヴァイン・シンフォニア』が『デヴァイン・シンフォニア』らしいのだと思います。
圧倒的に強いリュイセンが、「第一部の事件で、一番強かったのはルイフォンだ」と言います。
これが、この物語のスタンスなのです。
(とはいえ、正直、ルイフォンを戦闘で活躍させるのは難しい……)
次回、第五章最終話です。
【次回予告】
ルイフォンの指先から、彗星が如き光が伸びる。
この光は、救いの光であり、導きの光。
闇に囚われているタオロンとファンルゥを救い、ルイフォンを勝利に導くための……。
万華鏡が煌めき、星が巡る。
そして、決戦の幕が下りる――。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第五章 禁秘の神苑にて
最終話
7.万華鏡の星の巡りに-3
よろしくお願いいたします。