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箇条書き+体言止めって、意外に分かりにくい……?

【執筆中のつぶやき】

現在書いている長編の、投稿しているよりも、ずっと先のあるエピソードにて。

主人公たちが、大物政治家(?)AとBの話題を口にします。
その部分の、地の文です。

 Aは摂政で、××の△△。
 Bは□□で、●●の◇◇。
 歳が近く、従兄弟同士でもある彼らは、幼いころからよく比べられたためか、仲が悪かった。
 現在は摂政であるAが優勢だが、▲▲を過ぎれば、Bの部下になる。Aとしては面白くないだろう。


(伏せ字ばかりで分かりにくいですね、すみません)

私としては、AとBの立場を箇条書きにして分かりやすくしたつもりでした。
けれど、これが添削してくれた友人氏に不評でした。

どうやら、「情報がぶつ切り」であるようです。

言っていることは分かるのだけれど、すっと頭に入ってこないそうです。

それで、こうなりました。


 現在、摂政として権力を握っているのは××の△△であるAである。しかし、▲▲を過ぎれば、●●の◇◇のBが上に立つことになる。
 AとBが手を取り合うことができるなら、なんの問題もない。だが、歳が近く、従兄弟同士でもある彼らは、幼いころから比べられて育ったために仲が悪かった。
 今まで権力者だったAとしては、Bの部下に成り下がるのは面白くないだろう。


いろいろ言葉を足しました。
でも、一番大きな違いは、初めの2文に流れがあること、でしょうか。
箇条書きではなくて、順序があるんですよね。

個人的には分かりやすくなったかと思うのですが、さてどうでしょうか。
(これが本文中に出てくるのは、間違いなく1年以上先です……)

箇条書きのほうが分かりやすいと思ったんですけどね。
並べて(箇条書きで)書くよりも、流れ(順序)があったほうが、いい感じ(?)ってこともあるんですね。
(でも、絶対にどちらが良い、ということはないと思います)



【更新予定】

「いい加減、立ち聞きも疲れたんじゃないの? ――リュイセン」

 冷たく放たれた、母ユイランの言葉。

 リュイセンはずっと、疑問だった。
 何故、自分は生を受けたのか……。
  

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  6.かがり合わせの過去と未来ー3


 ――明日、金曜日 21:01 更新

 よろしくお願いいたします。

※第二部 第一章 投稿終了まで、毎週金曜日 21:01 定期更新です。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












【制作ノート】
「リュイセン誕生秘話」

……リュイセンは、本当に、いろいろと報われません。
どういう星を持って生まれてきたんだろう、と思わざるを得ません。
ごめん、リュイセン……。

けれど、決して疎まれていたわけではないのです……。

前回と同じく、読んでくださる方に納得していただけるかどうか、不安なエピソードです。

メイシアが言うように、どうしようもないんですよね。
けれど、だからといって、それを背負う必要もないのです。

この作品、「何が良くて、何が悪いのか」が、はっきりしない物事が多く出てくると思います。
そういうのを書きたかったのです。

「嫌なおばさん」という触れ込み(?)で登場したユイランでしたが、実は「悪者になろうとしている、お婆ちゃん」でした。(でも、イーレオよりも若い。そこはお間違いなく!)

最終的に「みんな、いい人」で終わりそうな匂いがしてきましたが、そんなことはありません。
「みんな、良いところもあれば、悪いところもある」――そういう物語にしていきたいです。

さて、次回、やっと〈蝿(ムスカ)〉の話です。



【次回予告】

〈蝿(ムスカ)〉――ヘイシャオとは、いかなる人物であったのか。
 姉であるユイランの口から語られる、実弟『ヘイシャオ』とは……?

「まず初めに、はっきりと言っておくわ。
 私の弟ヘイシャオと、現在、鷹刀の周りをうろついている〈蝿(ムスカ)〉と名乗る者
 ――このふたりは別人よ」

 今までの話を覆すかのようなユイランの発言に、リュイセンとメイシアは翻弄される。

 果たして、ユイランの言葉の『真意』は、どこに――?
  

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  6.かがり合わせの過去と未来ー4

7件のコメント

  • こんばんは
    名前ちょっといじくってみました笑

    なんだか、3つ前のノートとは真逆の修正ですね。
    実はあの例文は修正前(体言止めにしない)の方が読みやすいと感じていました。流れるように読めるからでしょうか。文は確かに長いですが、読点が適切に打たれているのでしんどくないです。
    でも今回の場合はなぜか、体言止めの箇条書きの方が読みやすく感じます。

    読み手の好みや読解力にもよると思うのですが、私の直感だと……
    前回の例文は覚えなくてもいい内容。流れを切らない方が読みやすい。
    今回の例文は(多分)覚える必要がある内容。スラスラ読めても、読み直さないと頭に入らない?
    こんな風に解釈できました。

    なんとなく……は分かるのですが、内容の重要度によっては、読み直すことになるかもしれません。
  • ナマオさん
    (「ナマオ@『宝永の乱』作者さん」のほうが正確?
     でも、長いので、ナマオさんでいかせていただきます。
     @で、情報を入れるのも、ハンドルネームだとありですよね!)

    コメントありがとうございます。

    そうなのです。
    前に言ったことと正反対なのです!
    いい加減だなぁ、と思いつつ(すみません)でも、どちらも嘘ではない、かなぁ、と。

    あ、でも、ナマオさんは、前回のほうは、体言止めにしないほうが読みやすかったですか。
    ちょっと嬉しいです。
    書き直したのに嬉しい、と言うのは変かもしれませんが、もともとは、私も長いのOK派、むしろ、そっちのほうが好き派だったので、嬉しいのです。

    あんな感じの書き方は、たぶん、古いラノベにはよくあったのではないかと思います。(私が影響を受けまくっている、古い感じの作品です)
    私の文章は、最近の作品に慣れている人には読みにくいと思います。

    なにしろ、ざっくばらんに意見を言える物書き仲間に「『デヴァイン・シンフォニア』は初めは凄く読みにくかったけど、『銀河英雄伝説』を読んだあとに読むと、結構、読みやすくなった」、ズバッと言われたくらいなのです。
    つまりは、慣れ、なのかな、と。

    そして、最近の私も、最近の作品に慣れてしまったのかな、と。
    (だから長い文が辛くなる)

    ということは、ナマオさんは、しっかりめの文章に慣れてらっしゃるのかな、と思います。

    そして、前回と今回の例文。
    おっしゃる通り、前回のはまったく意味がありません。忘れてしまってOKの内容です。
    単に、雰囲気とか臨場感とか、そんな目的で書かれたものです。
    (最近の、サクッと読めるタイプの作品なら、要らないんでしょうね、きっと)

    一方、今回のは凄く重要です。
    これを覚えてもらわないと、先に進めないくらいです。

    なるほど……。どうやら、「こういうふうに書かれていると覚えやすい」は、人によってかなり違うみたいです。
    人の感覚なんて、人それぞれなので、当たり前かもしれませんが、「かなり」ってところがポイント。本当に、かなり違うみたいです。
    頭を柔らかくしないと。

    貴重なご意見、ありがとうございます。
    誰にとっても完璧にこれが良い、という書き方はおそらくないので、試行錯誤を繰り返し(前にコレ! と思って書いたことと、正反対もやりながら)、最終的には自分が納得できるように書きたいなぁ、と思います。(最後はやはり、自分、だなぁ、と)

    #でも、「誰が読んでも分かりにくいわぁ!」は、ありますよね。
     それだけは、書くまい……。
  • こんばんは~(*´▽`*)
    「××」とか「△△」に入る言葉次第かな~、という気もしました。

    たとえば「校長」「教頭」みたいな、誰もが知っている単語で、どちらが上の立場か、すぐにわかるのなら、単語で区切っても大丈夫でしょうけれど、なじみのない地位を表す言葉だと、最初の立場の差が、どちらが上かすぐにわかりにくいので、逆転することもわかりにくくなってしまうのかな、と……(*ノωノ)

    リュイセン、本当になんというか、気の毒というか、なかなか報われないというか、割を食うというか……。そんな星の下に生まれているような気がします……(>﹏<)

    これから、少しでも報われていって欲しいのですが……っ!(; ・`д・´)

    次話はムスカの話なのですね! 次話も楽しみにしております~(*´▽`*)
  • 綾束さん
    コメントありがとうございます。

    そっか、そうですよね。「××」や「△△」で、全然、違ってきてしまいますよね。
    失礼しましたっ!

    先の話なので、つい誤魔化しちゃいました。でも、必死に隠すほどのことはなかったかも。
    摂政とか、出てないけど、女王が未成年(15歳)ならいるだろうなぁ、ってことで、隠すほどのことはないし。もうひとりの人、いないと話にならないし。
    (でも、せっかく、隠したから、しばらく隠しちゃいます。すみません)

    リュイセンは、本当に報われません。何故でしょう。どうしてこうなった!?
    いいところ、いっぱいあるのに……。(作者です)

    そして、やっと〈蝿(ムスカ)〉の話です。
    だいぶ、回り道をしてきたような……。

    いつも、お付き合い、どうもありがとうございます!
  • 春さん
    コメントありがとうございます。

    箇条書きは、本当に好き嫌いが分かれそうです。
    好き嫌い、というよりも、「何かを覚えようとしたとき、頭の中でどう処理するのか」の違い、なのかなー、なんて、気がしてきました。

    その人の「得意な覚え方」ってあると思います。
    学校のテストで、暗記科目をどうやって覚えたか、みたいな感じかな、と。

    要点をまとめて、箇条書きにしたものをじーっと見て覚えるのが得意な人。
    「○○は、××だから、ココは、こう!」と、理由をつけて覚えるのが得意な人。

    どっちもあり、というのと似ている気がします。(極論?)

    そんなわけで、どう書くのかは、作者のセンス次第?
    結局はそこか! と言われそうですが、それしかない!(笑)


    リュイセン、本当にどうして、こういう星の下に……。
    特に辛い状況にあるとか、不幸なことがあるなんてことはないのですけどね。
    容姿端麗で、強い。でも、その恵まれたところも「兄上には敵わない……」とマイナス方向に捕らえてしまうという。
    応援のお言葉、ありがとうございます。
    リュイセンには頑張ってもらいます。


    そして、今回の次回予告は、珍しく先の内容をチラッと書きました。
    続きは次回!
    ということで、いつもありがとうございます。
    次回も、よろしくお願いします。
  • こんばんはー!

    体言止めかそうでないか。
    私はどちらでも良い派ではありますし、実際どちらの雰囲気も好きです。
    体言止めには体言止めの良さがある……!

    ただ、伏字になっている部分の単語や、前後の話の流れ次第ではないかな、とも思います。
    私も、前に書いた通り、普段は体言止めにしない様にしてはいますが。
    流れによっては、わざと体言止めにしたり、同じ韻を繰り返したりしていますし。
    なので、伏字や流れが分からない限りは、一概に「こっちが良い!」とは言えないかな、と思いました。
    何の役にも立たない意見ですみません!


    そして、本編。
    次回予告にあった通り、リュイセン誕生秘話が出てきましたね。
    もう、色々飽和状態です(笑)。
    二人の落としどころ、とても良かったと思います。
    これが出てくると、今書いている「世界のばんか」のカイリの落としどころ、鼻で笑われないか心配です(笑)。

    リュイセンは、本当に色々割を食ってきているので。
    彼が最後に報われる話であって欲しい。そう願います。
    あと、ミンウェイも!
    ミンウェイが可哀相過ぎるので、本当にこの二人で未来を歩いて欲しいです!
  • 和泉さん
    こんばんはー!
    コメントありがとうございます。

    いやぁ、体言止めとか、そうでないとか、奥が深いです!
    あと、伏せ字がどのくらい「パワーを持った言葉」なのかも、大きいかも……と、思えてきました。
    印象に残る言葉って、あるんですよね。
    それをたくさん使ってしまうと、価値(?)が下がってしまうんですが。
    (でも、具体的にいうと、どんな言葉だろう? 「世界一」とか「帝王」とか? それは普通に強いだけ? 「あなただけ」とか「一度きり」とか? だんだん脱線……)


    そして、本編。
    もう、いろいろ詰め込んだ感が……。
    情報量多すぎ、理解不能……とならなければいいなぁ、と祈りを込め。
    そして、あの結末で良いのかとドキドキしながらの投稿でした。

    落とし所、良かったですか!?
    ありがとうございます! ホッとしましたー!

    え、カイリの落とし所?
    カイリのことを信じていますから、鼻で笑うなんてことはないですよ!
    あの荒んだ世界で、奇跡なくらいにピュア。
    でも、何も知らなくてピュアなのではなくて、知らないこともあるけれど、いろいろ知ったとしても、そうありたいと願うからピュアでいる。
    それが、カイリ。そんなカイリなら、きっと納得の答えを出してくれると思います。

    リュイセン、ユイランに「納得」したのをきっかけに、少しずつ変わっていきます。
    この先、出番たっぷり、活躍たっぷりなので(って、それはろくな目に合わないフラグ?)、見守ってあげてください!
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