【執筆中のつぶやき】
私は、エタり防止のため、現在連載中の作品は書き溜めてから投稿しています。
遅筆な私が安心できるくらいに書き溜めると、投稿するのは、執筆した時点から1年(!)経ったころになります。
「いざ、投稿」の前には、もう一度、読み直すのですが……、これが驚くほど読みにくい!
普通、どんな人でも、「自分の書いた文章は、読みやすい」ものだと思います。
本人なので、「何を言いたくて、その文章を書いたのか」をよく理解しているからです。
けれど、1年も経てば、自分自身が書いた文章も読みにくくなっている……!
そして、気づいたのですが、どうも私は、1年前に比べて1文の長さが短くなっているようです。
1年前に書いたのが、これです↓
来客用の部屋を食べこぼしで汚すわけにはいかないという社長令嬢らしい配慮に加え、甘い菓子パンは苦目のお茶と一緒にいただきたいという、十歳の少女にしてはなかなか渋い嗜好を満たすべく、彼女は足取り軽くスキップをしていった。
(脇役Aちゃんが、「来客用の部屋で食事をするのは良くないから、食堂に行った」というシーンです)
読めないわけじゃない。
でも、なんか「しんどい」と思ったんですよね。
書いた本人がそう思うくらいなのだから、きっと他の人なら、そうとう読みにくいと思います。
「。」が来ると、「うん、そうだね。なるほど」と、無意識に思う気がします。
ひと息つけるのです。
けれど、一文が長いと、息が続かない。そんな気がします。
体が衰えたんでしょうか……。
そんなわけで修正しました↓
来客用の部屋を食べこぼしで汚すわけにはいかないという、社長令嬢らしい配慮。加えて、甘い菓子パンは苦目のお茶と一緒にいただきたいという、十歳の少女にしてはなかなか渋い嗜好。この両者を満たすべく、彼女は足取り軽くスキップをしていった。
ほとんど変わっていませんが……。
(体言止めを嫌うタイプの人には、思いっきり嫌われそうな気もする)
読みやすい文章について書かれた評論、エッセイを、ときどき読ませていただいております。
いろんなご意見があって興味深いです。
そして、意外に、反対の意見が書かれていたりもするんですよね。
面白いというか、不思議というか。
たぶん、全部正しいのだと思います。
けれど、全部が同じ意見ではないのは、「想定している読者層が違うから」ではないかなぁ。
そんなわけで、自分の作品を好きになってくれそうな人の好みの文章を書こう!
どんな人が、好きになってくれるかなぁ?
などと考えて……………………。
(これを言ったら終わりのような気がするんですが)、
自分の作品を一番好きなのは、作者自身じゃないだろうか……?
(だったら、自分の好きに書けばいいってこと?)
そして、今日も私は、我流を行くのでした――。
#でも、さすがに独りよがりはよくないので、添削は頼んでいるんですよ、これ(=癖が強い文章)でも。
【更新予定】
メイシアが、リュイセンの母ユイランに呼び出された。
いったい、なんの用件が――!?
気になりつつも、リュイセンは別のことで、心のざわつきを隠せずにいた。
そして、兄から告げられる、衝撃の事実――!
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第一章 遥か過ぎし日の
5.薄雲を透かした紗のような-2
――明日、金曜日 21:01 更新
よろしくお願いいたします。
※第二部 第一章 投稿終了まで、毎週金曜日 21:01 定期更新です。
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)
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【制作ノート】
「いきなり展開なのか、やっと進展なのか」
第一章中盤の中心は、「メイシアが、『怖いおばさん(?)』に呼び出しを食らった」というエピソードです。
そのはずなのですが、いまだに『怖いおばさん(?)』が出てきません……。
いつまでも先延ばしになっている、この構成。あまり良くないとは思うのですが、『怖いおばさん』が出てきたら、リュイセンにスポットを当てている場合でなくなってしまうのです。
そんなわけで、先に「リュイセンが、お兄ちゃんと話をする」というシーンになりました。
(前回は「お義姉ちゃんとお話」だったので、ちょっとワンパターンかなと、気になっています)
いつもは、ルイフォンの「兄貴」分なのですが、兄と義姉には敵わないリュイセンです。
とはいえ。
ここで、〈蝿(ムスカ)〉に関する新情報が明かされます。
これは、伏線も何もなかったので、いきなり展開だと思います。すみません。
これで、やっと物語として進展……?
次回は、ついに『怖いおばさん(?)』の登場です。
(そして、主人公であるはずのルイフォンは、またお休み)
#どうでもいいことなんですが、クーティエがよもぎあんパンの食べこぼしを気にして食堂に移動してしますが、前回のエピソードのときに、同じこの部屋でシャンリーがリュイセンの髪の毛を斬り落としているんですよね。
娘の気遣いも、母の悪ふざけ(?)で台無しに……。
掃除しないと……。
(個人的に、この点が物凄く気になっているのですが、作中で触れる余裕がなかったのと、きっと誰も気づかないだろうと思って、放置しました。気になった人、いますか?)
【次回予告】
ついに、『ユイラン様』と対面したメイシア。
「私の用件は、三つ」
美麗な声が、ゆっくりと響く。
思いもよらぬ、ユイランの「三つの用件」とは……。
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第二部 比翼連理 第一章 遥か過ぎし日の
6.かがり合わせの過去と未来ー1
いよいよ、新しいエピソードに突入です。