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8000文字の超力作エピソードを、友人氏にたった4分で読まれた件

【執筆中のつぶやき】

連載中の作品の話です。

とあるエピソードを完成させました。
8000文字もありました。
いつも、1エピソードの文字数が多めの拙作ですが、これは破格の文字数です。
説明の多い回だったのです。
できるだけ、分かり易いようにと、苦労して何度も書き直しました。

いつも添削を頼んでいる友人氏に読んでもらいました。

すぐに感想が来ました。
すぐにです!
8000文字もある、ボリューミーなエピソードを!

たったの4分で!

感想:
 内容は、新事実が明らかになるので面白い。
 説明は、分からないわけではない。
 だが、「説明するためにキャラがいる」という状態になっていて、キャラに魅力がない。

ちょっとね、涙目になりましたよ。
友人氏は、異様に読むのが速い人なのですが、この文字数を4分で読むのは速すぎる!

友人氏の話を聞いていくうちに、あることが判明しました。

「説明が、分かり易すぎた」のでした!!!

つまり、説明をするために、説明以外の要素=キャラの動作、感情を極力なくして書いていたのでした。

だから、4分で読めるし、説明は分かるけど、キャラに魅力も何もない。

――なるほど、でした。

分かりやすく説明しようと、苦労して書いたエピソードだったんですけどね……。

結局、そのエピソードは、2話に分けて、もっと余裕を持ってキャラを書き込む修正をしました。
(今回投稿分ではありません。ずっとずっと先の、現在執筆中の第四章です)

分かり易ければいい、ってものじゃ、ないんですね。
小説なんだから。


#でもね。
 普段、分かりにくい、と言われ続ける身としては、ショックだったわけですよ……。



【更新予定】

 ついに、『ユイラン様』と対面したメイシア。

「私の用件は、三つ」
 美麗な声が、ゆっくりと響く。

 思いもよらぬ、ユイランの「三つの用件」とは……。
  

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  6.かがり合わせの過去と未来ー1


 ――明日、金曜日 21:01 更新

 よろしくお願いいたします。

※第二部 第一章 投稿終了まで、毎週金曜日 21:01 定期更新です。


 以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます)












【制作ノート】
「ユイラン、やっと登場」

ユイラン登場です。
………………すみません。たぶん、期待外れだったと思います……。

ユイランの初登場は、第五章と第六章の間の幕間『青空の絆』でした。
(リュイセンの母なので、わざわざ書かなくとも、存在するであろうことは、もっと前から分かるのですが、どんな人物なのかが出てくるのが、たぶん、この幕間が最初だと思います。
 なお、ややこしくなるので、幕間では名前は出しませんでした)

『青空の絆』を読んだ限りでは、「リュイセンの母(ユイラン)=嫌な人」にしかならないと思います。

それが……。
こんな人でした。

まだまだ、これから、いろいろと明らかになっていきます。
(というよりも、現段階では何を考えているか、分からなさ過ぎる)
話が進んでいくうちに、スッキリしてもらえると嬉しいのですが……。
(でも、すべてが明らかになるのは、ずっと先)

#「結構な、お婆ちゃんだった」というのは…………(ははは)。
 ユイラン本人の言う通り、「エルファンが若すぎる」だけなのです!
 明確に書いていませんが、ユイランが初めに外した眼鏡は「老眼鏡」です。手元の書物のために掛けていたのでした。(何エピソードか先に、「老眼鏡」と出てきます)

 髪の毛は、イーレオのように染めずに、白髪……いえ、銀髪(グレイヘア)です。
 文字だけだと、年齢を表すのが難しいです。

#でも、イーレオよりも若いのです。
 ユイランは「自分を偽らない」ということなのでしょう。
 彼女の作る服は、体型をカバーするものであって、体型を矯正するものではない、というところにも、彼女の性格が出ています。(そのはず……)

『青空の絆』→
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/1177354054884322415


そして――。
「発端は、女王だ」

第一部の第一章で、ルイフォンが言った台詞です。
やっと、出せました……。
(誰も覚えていないと思いますが……)

ここですね。懐かしいです。
第一部 第一章『4.猫の足跡を追って-2』→
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517/episodes/1177354054881136374


ルイフォンは、現在を予測して「発端は、女王だ」と言ったわけではありません。
ただ、状況から「そんな感じだよなー」と思って口にしたことが、大当たりだった、というわけです。

絶対に、誰も気づかないと思うけれど、壮大な伏線(?)でした。
作者としては、「何も知らないこの時点のルイフォンに、どうやって、違和感なくこの台詞を言わせるか」に悩んだ、懐かしいシーンです。
(今でも、「ここ、わざと言わせているなぁ」と思っています……)

そして。
ここから、真の『デヴァイン・シンフォニア』が始まるのです――。


(と、大仰に書いてみましたが、ちゃんと1ページ目から『デヴァイン・シンフォニア』です。
 あの、『創世神話』から(←更に、意味深))



【次回予告】

 ルイフォンの母キリファは、不仲だったはずのユイランに大切な手紙を託していた。

 キリファとユイランの関係は、聞いていたものと違うのか――?

 そして。
 鷹刀一族の過去とは……。
〈七つの大罪〉との関係とは……。
  

『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
  https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517

 第二部 比翼連理  第一章 遥か過ぎし日の

  6.かがり合わせの過去と未来ー2

3件のコメント

  • こんばんは~(*´▽`*)
    今週も気になる内容がてんこ盛りでしたっ!(≧▽≦)
    来週が今から待ち遠しいです~っ!(*ノωノ)

    ユイラン様、なるほど、こんな感じの方なのか~、と思いつつ、赤子を相手に右往左往するチャオラウさんを想像して、ちょっとほっこりいたしました( *´艸`)

    でも、今週の物語を読んで、一番強く思ったことは……。
    絶対、ものすごくお高いでしょうけれども、体型カバーができるユイラン様の服が欲しい、でした……っ!(*ノωノ)
  • 綾束さん
    こんばんは! コメントありがとうございます。

    ユイランの語りによって、次々と明かされていく……はずなのに、まず謎を積み上げた気がします。何故こうなった!?

    ユイランは、こんな人でした。
    シャンリーが散々、フォローしていたので、友好的な態度は「まぁ、そんなもんだろう」という感じかと思います。
    「予想に反していい人!?」の流れにすることも、チラッと考えたのですが、シャンリーが許してくれませんでした。

    そして、オロオロするチャオラウを想像してくださり、ありがとうございます。
    そうです! その通りなのです!
    義理の娘のシャンリーが、レイウェンと幼馴染で、ずっと一緒だったのも、もとはといえば、チャオラウが自分で面倒を見られなかったから!
    だから、チャオラウは、「大事な後継者をかどわかした」「申し訳が立たない!」と責任を感じているのです。(笑)

    そして、ユイランが体型カバー服作りに目覚めたのは、実はシャンリーのため!
    初めは本文中に入れていたのですが、尺の問題で削ってしまったネタに、「シャンリーの腕と太ももは、太い!」というのがあったのです。
    刀を振るうために、彼女の腕はかなり鍛えられています。スラッとした感じに見えますが、腕と足がムキムキなのです。胴体と腕、腿のサイズがチグハグなんですね。
    そんな彼女のために、特注の服を作り始めたのがきっかけ。というわけでした。
    商品として売り出したら、需要があったようで、評判になったようです。
    ……お高いのかな?
  • 春さん
    コメントありがとうございます。
    温かいお言葉をありがとうございます!

    8000文字を4分は、速すぎますよねぇ……。
    頑張って書いたのに、さーーーーーっと読んでしまって、しかも、感想がアレ。
    けなされたわけじゃあないのですが、でも……ね。

    泣きながら直したので、いずれ、超感動のエピソードを皆様にお届け…………。
    (に、なるわけないです。もともと、説明メインのエピソードだったんですから)


    ユイランを素敵と言ってくださり、ありがとうございます。
    こういう人でした!
    すんなりと受け入れてくださり、嬉しいです。

    ルイフォンの言葉は核心をついていました!
    (単に、私が格好つけたかったのです!
     でも、きっと、ルイフォンも格好つけたかったはずです!)

    キャッチコピー(旧)の「仕組まれた運命のボーイミーツガール」
    キャッチコピー(新)の「それは権謀の〈天使〉が紡いだ機械じかけの幻想譚」
    この意味がついに……!

    ……明かされるのは、まだまだ先のことになりそうです。(すみません)
    (が、第一部のときよりも近づいた感があるはず!)

    楽しみと言ってくださり、ありがとうございます!
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