※拙作を読んでいなくても楽しめる近況ノートを目指して、冒頭では更新情報以外のネタを振っていきます。
――そのほうが面白そうだから。
長期連載中の作品の場合、前回の投稿から間が空いてしまうことはありますよね。
作者本人だって、内容を忘れることがあります。(え? ありませんか?)
なら、読んで下さっている読者の方々に、「覚えていてくださることを期待してはいけない」のではないかと思います。
こんな場合、どんなふうに連載再開したらいいんでしょう?
――という状況です。
なにかいい方法、あります???
前の章くらいなら、ひょっとしたら、かろうじて覚えていてくださるかもしれません。先週「あらすじ」を書きましたし。
けれど、第一章の内容なんか、忘れてしまっていますよね。
そんなわけで。
第六章では、登場人物が皆で集まって『あらすじ』をします。
――本編中で。
あっちこっちで、それぞれのエピソードを展開していた各登場人物たちが、一堂に会した状態なので、情報交換をする形で「ふりかえり(=あらすじ)」をするわけです。
けれど、それだけでは、面白くありません。
この章では、それぞれの登場人物の内面に、ぐっと迫っていきます。
正直、「ふりかえり(=あらすじ)」部分は、けだるいかもしれません。
けれど、ところどころに混ぜた、ヒューマンドラマ部分にご注目、よろしくお願いします。
第一回目の今回は、ずっと文句を言いながらも、ルイフォンに協力してくれていたリュイセンがメインです。
今回は、どちらかと言うと、あらすじではなく、ヒューマンドラマのほうです。
来週、再来週は、あらすじかも。
というわけで、久々の更新です!
『di;vine+sin;fonia ~デヴァイン・シンフォニア~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881135517 第六章 飛翔の羅針図を
1.花咲く藤の昼下がり-1
を、明日、土曜日、朝7時ごろ更新します。
よろしくお願いします。
※第一部完結まで、毎週土曜日朝7時ごろ、定期更新です。
近況ノートは、朝寝坊してもいいように(すみません)、前日に上げておきます。
以下、恒例の執筆裏話「制作ノート」です。
(少しネタバレを含むため、スペースを空けます。
本編のあとにお読みください)
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制作ノート
「何故か、脇役から新章スタート……」
第六章の第一回目は、主人公とヒロインが脇役になってしまいました。
この構成、どんなもんだろうなぁ……と、思いながら書いていました。
久しぶりの連載再開に、何故、主人公たちがオマケ扱い?
言い訳すれば、今回のメイン、リュイセンに、今まで文句を言わせてあげる余裕がなかったからです。
もう誰も覚えていないような気がするんですが、リュイセンは貴族のメイシアを心良く思っていなかったのでした。
それを放置して、以前からの仲間のように第六章を進めていくわけにはいかず、今回のエピソードを経て、やっと協力できる体制が整うのでした。
リュイセンが協力的になってくれるための布石を、遠い、遠い、遠い昔に、実は入れてありました。
「第三章1.忍び寄る魔の手-3」で、ミンウェイが食堂に藤の花を飾ったことです。
彼女が花を飾ったことは、今回のエピソードの冒頭にも触れていますが、重要だったのは「ミンウェイが花を飾りながら、ウダウダ言っていたのを、料理長が聞いていたこと」でした。
藤の花の花言葉は、おまじない程度の意味しかありません。けれど、料理長がミンウェイの気持ちを知っていたから、彼はミンウェイのために、ひと肌脱ごうと思ったわけです。
それが、今回、料理長がリュイセンを追いかけていって、言葉を交わすシーンに繋がるのでした。
――なんて、解説するようじゃ駄目ですよねぇ。
(第三章では、
「ルイフォン・メイシアが、〈蝿(ムスカ)〉・斑目タオロンに襲われているのに、なんでミンウェイがのんきにマカロン食っているシーンを書いているんだ!」
と、ツッコまれました。
布石だったんですよぅ……)