成城諄亮

　夏休みの校舎に侵入して、勝手に部活動をしている高校生美術部の透花（とうか）。しかし、誰も来るはずない教室に、謎の少年が現われた。少年は透花の弱みを握り『透花の秘密を守る代わり、…

彼のことを考えると、夜も眠れない。 背が高くて、顔が良くて、運動神経も抜群な、爽やか男子。 私のこの気持ちは、いったい……。

「第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　一首部門」参加作です。

水色の花弁に白い縁取りのメガネツユクサ。 この花を見ると、恩師のT先生を想います。

幾度なく転生し、その度に悲恋を繰り返す数奇なカップル。 二人が無くなったタイミングで始まる反省会。 その反省を次に生かせるのか？

KAC20245　参加作品です。 よろしくお願い致します。 某大学で『懐メロ研究会』に所属しているエージェント黒畳真治と、真治の後輩である花巻優の二人が送る部室での一幕。

女子大学生が安い、早い、手軽、目指せお洒落な料理を作るだけの小説です。

父の幸次郎が経営する書店の経営状態が悪いことに危機感を覚えた秋元早苗は、ある作戦を考え、それを実行に移す。 『カップル棚大作戦』と自ら名付けたその作戦は、最初のうちはあまり客が増…

主人公の女の子の名前は「月夜野栄子」。 彼女はいわゆる「お嬢さま」である。 栄子はこれまでなんでも「一番」を獲って来たがある日、読書感想文で金賞を逃してしまう。 そして自分…

後輩から貰った彼の父親の形見であるタバコ。 そして元カノが残した甘い香水のジッポ。 故人の味を噛みしめる。 その五感、全てで。 長編も書いております。 宜しければお…

主人公の浩介は、パワハラ上司の下でコンピューター技術者として働いている。彼は心を癒すためにネット小説を愛していたが、自分の小説が評価されないことに長年苦しんでいた。その苦しみは、…

公式企画「お題で執筆!! 短編創作フェス」参加作品。お題は「雪」 ----------------------------- 白が白に見えない。 あなたの見ている世界の色は、隣り…

「お題で執筆！！短編創作フェス」、お題「雪」より。 スキー場のオーナーである森川敏矢は、雪が積もっていないゲレンデを雪で覆い尽くすため、今年もスノーマシンを使ってゲレンデを雪景…

隆（40歳）は、自分の年齢に関係なく、18歳の美咲とも自然に会話ができると信じている勘違い男だ。彼は自分の「大人の余裕」が美咲にとって魅力的だと思い込み、彼女が自分を好いていると…

笑顔になれなかった「私」が、前に進む話。

１２月２５日に滅多に降らない雪が降る。 それは愛する人を亡くした主人公が見ただけの空想なのか現実なのか。

望月ハヤトは恋人なし。友達も親もクリスマスを楽しむ中、一人公園で予定なく暇をつぶすことに。 そんな彼と同じく、公園に一人っきりで遊ぶ小学校低学年のユイトがいた。 夜まで家族も…

とある機関で働いていた私は命を落とした。 目覚めたら女神っぽいなにかに、死に戻りを命じられたんだけど！？ しかも、あのスノードロップを落として来いってどういうことよ！？ 世界を…

大阪市内、キタと呼ばれる大都会のすぐそばに、古くからの風情を残す遠雷町はひっそりと存在する。その一角に、一軒の文具店がある。名は「いわし文具店」。 そこには様々な客が訪れる。モ…

KAC2024の第８回のお題「めがね」に向けた短編。 学校の休み時間に繰り広げられる少年と少女のやり取りのお話。 【フィクションです】

プラネタリウムを見終わった僕が出会ったのは、黒いコートに黒帽子の怪しい……有名人だった！　その人に尋ねられて、思わず本心からの願いを打ち明けてしまった僕に、奇跡の夜が舞い降りる。…

滋賀県大津市を舞台にした小説です。

その色はいつだって、僕の幼き日の記憶を呼び覚ます。 僕は小学生の頃に出逢った少女に思いを馳せていた。男子は黒、女子は赤のランドセルとされていたその時代、彼女はネイビーブルーのラン…

高校一年生の柊優樹は、片思いが叶って彼女ができた。 しかし、彼女の三宅は猫しか見ていない。 それだけじゃない。 最近はいっしょに帰れないし、バレンタインもスルー。 そして、優樹の…

犀川 よう様「さいかわ水無月賞」参加作品。 テーマは「雨」。 どこかの誰かの眠れぬ夜を、ただ何も言わず黙って見つめる。 そんなお話しです。 少しだけセンシティブな内容を含みま…

古典の教師・鈴木 葵に向かって男子が冗談で質問した「結婚してるんですか？」に対して、彼女は思いもよらぬ理由を答える。生徒それぞれの心に残る、先生の『作り話』とは── ※第二回遼遠…

今になって、あの時のあなたの気持ちわかるような気がするよ…

夜道で笑われ、同居人は出ていき、 一人暮らしになった私。 ボロアパートの一室。 新しい同居人は・・・・・・。

惜しくも地区予選敗退となったチームの絆とは。 そして、彼らの『夏』とは。

二度と戻らないモノがある。 捨てた子供が亡くなった事実を知った時、女はどうするか？

第1回カクヨム短歌・俳句コンテストに参加した連作短歌です。 夏の色の恋の歌です。

３月３日。ひな祭りの日。友達のユメちゃんと遊んでいると、おかしなことに気づいた。いつ何が起きるか分からない。 気をつけていたつもりが。一瞬の間に変わってしまうミステリー？

🔽自由な作品語り日記風エッセイです。 『🍵お茶とお茶菓子～ゆめの創作おしゃべり～🍘』 https://kakuyomu.jp/works/822139837712256380 …

ふらふらと街を歩いていた。迷子になっていたのは、どうやらその人ではなく僕の方だったらしい。 ※本作は「エブリスタ」にも掲載しております。

寿 勇司（ことぶき ゆうじ）は八戸 静（やと しずか）のことが好きだった。 しかし、その恋路を邪魔する者がいた。 シズと名乗る、静と瓜二つの女の子。 彼女の願いを叶えるため、…

【KAC20251】お題「ひなまつり」 久城颯は小学6年生。 教室の中ではいつも浮いてる存在だった。 そんな時、転校生が。 その転校生との出会いで僕の心は明るく変わっていく。 …

幼馴染の高校生、浩史と薫、美月の三人組。男子がふたり、女子はひとり。いつものように放課後の教室に残り、何をするでもなくおしゃべりをしていると――浩史が突然、音楽の紗智子先生に告白…

近況ノートにやたらと色んなネタ書いて 埋もれている気がしましたので、ここで公開しようと 思います。 基本1話完結ですが、ここから膨らんで 独立することもあるかも？？

"私"は彰人くんが好き。 "私"は夏海ちゃんが嫌い。 "夏海ちゃん"は彰人くんが好き。 "彰人くん"は夏海ちゃんが好き。 "私"ある日彰人くんに相談を受ける。 "私"の答えは…

　彼女は背が高い。僕よりもずっと。背の高い彼女と背の低い僕のふたりが並ぶ姿は、周囲から見ると奇妙に映るかもしれない。いや、今は多様性の時代なんて言われているから、意外と容認してく…

1500文字から始まりました猫？と魔女の小話です。 息抜きに書いた超短編小説なので、気軽に読んでください。１話完結です。 タグが全てを物語っています。 タイトルありきで、小説を書…

僕は32歳になっていた。でも大した事じゃない。 三部作の最終話となります。 ①透明な花と終わりに　　　　　　KAC20241 https://kakuyomu.jp/work…

宇宙人のようにつかみどころのない年上の人を好きになった女の子のお話 『「ありがとう またね、大好き」ショートストーリーコンテスト』参加作品です

ふと思い立って書いた、魔法のiらんどの投稿作品。 テーマは 「好きな人の好きな人」。 すれ違い、遠ざかり──それでも消えない想い。 春の匂いが運ぶ、淡く切ない恋の物語。 偶…

改札前の「またね」に込めた想いと、伝えきれなかった愛。 彼のいない春が訪れ、戻れぬ時間と温もりを胸に、彼女は新たな季節へ踏み出す。

私にはアオ君という彼氏がいる。大学生になってすぐ付き合い始めた。顔が良くて優しい。そして、前下がりのボブヘアー女と浮気をしている。 ※ 『魔法のiらんど25年間の感謝を込めて…

赤いきつねが好きな俺。 緑のたぬきが好きな彼女。 でも、どっちもいいなって。 そんなお話。

部活帰りの夕方に、夏広（かひろ）は声をかけられた。その声に振り向くと、そこにいたのは兄の恋人である朱雨（しゅう）だった。彼女と出会うのは兄の部屋から出てきたあの日以来だった。 …

僕は外食をするとき、注文するのに時間がかかります。 そんな僕が立ち寄ったラーメン屋でのお話。