友人の書いている小説の読み専フォロワーがうなぎ上りです。そろそろ5000PVに届くそうです。
ええ。それだけなら手放しで喜べる。しかし、僕も友人も首を傾げているのは、その作品が「流行ってそうなジャンル」で「少し手を抜いて書いた」とのことなのです。実際、僕らは二人とも「なんか物足りないよね」と一致していました。しかし、現実はこれです。
少し前に小説の中で「三分の一の時間と、三分の一の労力で、流行に乗ったものを書いたら飛ぶように売れた。それだけではなく、在庫に溜まっていた古い作品まで重版がかかるようになった」という作家の登場人物を見ました。
正直、信じてなかったんです。力を込めて、願いを込めれば、きっと良いものが生まれると。
でも、現実はこれです。こうなんです。友人を妬んでいるわけではないです。彼は彼でとても物語に真摯に向き合っている。そんな作品が評価されれば本当に良い。
でも、光が当たるのは「手を抜いた」作品。
なんだか虚しくなってきますね。ほんと。