• 歴史・時代・伝奇
  • 創作論・評論

【古語・用語】国見

古くは王者が「知る」ことは「統治する」ことを意味した。王者の行事としての「国見」は、山に登って国土を見ることで、その統治する領域を「知る」ことであった。

こんな行事が生きた意味を持っていた時代は、国の規模が一望できる程度の狭さであったことになる。もし国土が見通せないほど広くなれば、国見は形骸化した儀式になっただろう。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する