• 異世界ファンタジー

06-34M14 Catfish Swamp 三日目夜から四日目明け方の状況

06-34M14 Catfish Swamp 三日目夜から四日目明け方の状況


帝国側は湿地帯の西方出入り口二か所に陣地を構築して敵の反撃に備える。
北方の出入り口(Hex2705)にはカゲサト選抜大隊、南方出入り口(Hex1920)にはモーラン大隊が配置された。
モーラン大隊にはゲレト・タイジ率いる魔導中隊が配属されている。
北方のカゲサト大隊はクロスハウゼン・バフラヴィーの直率で、バフラヴィーとその夫人たち、ネディーアール内公女とセンフルール勢が魔導戦力である。
南方に残置された馬匹が多く、敵の攻撃は主として南方という判断からこの配置となった。

ラト・アジャイト決闘死により、暫定旅団長となったトロ・アルスは一個大隊で、南方陣地に夜襲をかけるが、撃退される。
第三騎兵旅団主力はキョウスケ=ラト・アジャイトの決闘(Hex3723)を観戦していたが、それにより士気喪失。
敗走して、Catfish-Head(Hex3016)近辺に集結していた。
トロ・アルスはこれ以上の組織的抵抗は無意味と判断。
敵の更なる増援が到着する前に湿地帯から離脱することを決断する。
ラト族部隊は、闇に乗じて湿地帯を抜けて行った。
統制された指揮は不可能なため、脱出は分隊単位で行われたが、湿地帯を抜ける過程で金属装備の大半を捨てており、脱出した兵士の戦闘力は激減していた。
このため、多くの兵士が戦死、あるいは捕虜となっている。

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