最近自主企画のお題ものにいくつか挑戦しました。
私にとってはけっこう面白いです。
どんな作品を書こうかなと思うときの取っ掛かりになるというのが一つと、天邪鬼な性格なので他の作者さんとは違ったアプローチをしてやろうとムダに燃えるのがもう一つでしょう。
三作ほど書いてみたら、自分としては出来がいいのか悪いのかわからなかったのが意外にも一番評価いただいたのも驚きました。
さてお題もの自主企画はこれからも時々参加するとして、もう少し長いのも書きたいなあなどと考えています。
ちょうど静嘉堂文庫が丸の内に移転するし耀変天目の話なんか書くのも良いですね。しかし茶道には明るくないのでちょっと勉強が必要です。
まあ書きたいのは茶道じゃなくて耀変天目をのぞいた時に宇宙が見えるのかどうかって話ですが、それにしてもストーリーに厚みをつけるための小物として茶道知識は要りそうですね。
勉強は勉強でやるとして勉強ばっかりするのは嫌なので、その間に他の小説ができないかとカクヨムで探すと、今度は推しメンコンテストというのをやるんですね。ブロマンスとは何のことやらと調べるとけっこう広義の概念のようで、ハガレンなんかも含めていいようです。
それならバディものにして、二人の親密さは友情なのか兄弟愛なのかはたまた恋愛感情に近いのかはボケボケに表現すると。
スチームパンクみたいのもやってみたかったから、じゃあ例えば機械を操る魔法とか。つまり思念の力で金属を操るという設定にすれば、なら超観測者効果とでもいうべき力で、金属中の電子とかの振舞いをマクロで自在にできれば、電磁気力を操れるわけですからこれは強い。あまり強いから公権力が管理している。
で、そこに事件を起こす。以前、単体でものにならんなあとほかっていたコンスタンティノス大帝金貨盗難事件というのがあるのでこれをくっつけちゃうと。現実のコンスタンティノス金貨はそりゃ高いですが博物館級ではないので、グレードアップのために希少だということにすればいい。何故希少かというと、金という物質が思念の伝導性が高かったので古代の金貨もある時期に機械を作るために鋳潰されちゃったわけです。
金貨は公権力が秘蔵していたとして、盗まれたとおおやけに知れたら恥さらしだから秘密裏に取り戻したい。
そのために、昔は公権力の側にいて今は独立しているバディに依頼が来る。
おお、なんとなく繋がってきましたよ。正直こんなふうに筋立てを考えてる間が一番楽しいです。
さてコンテストの字数は一万から三万ということなので、この前まで書いてた「黄泉比良坂」なら序章プラス第一話くらい、一か月と少しで書くのにもちょうど良さそうです。うまく形になるかはわかりませんが、ちょっと細かくストーリーを考えてみようかな。