私の書いている小説の舞台は、基本的に本州にある架空の県です。
なぜ架空かというと、私が北海道以外に住んだことがないから。
じゃあ北海道を舞台にすればいいのでは? とも思うのですが、なんとなく本州への憧れがあって、つい主人公たちを本州に住まわせてしまっています。
でも書いていると違和感が生まれます。主に季節感。
北海道は恐らく本州よりもはっきりと四季が別れています。秋がしっかりあるというか。
北海道はでっかいので結構地域差はありますが、
十一月の中頃に一度チラッと雪が降ってタイヤを替えろと道民に知らせます。
十二月中旬を過ぎたあたりから多くの平野部でも雪が積もり、一月二月が極寒。
三月から雪が溶けだして、四月に桜が咲きます。
五月はぽかぽか、でも日によっては寒い。場所によっては雪が残っています。
いちご狩りは六月中旬から。うちは運動会もだいたいその辺ですが、曇っているとちゃんと着こまないと震えるほど寒い。
七月は夏、八月に暑さのピークが来て、九月の終わりには長袖を着ています(私は)。
十月、十一月で秋が深まっていって、始めに戻るという感じ。
最近は温暖化のせいか、本州って秋あるんか? って思うんです。
今年から東京で働いてる姪っ子も、「季節感バグる」と笑っていました。
まあ北海道は北の大地なので、こっち基準ではないんだけど。
そんなわけでというかなんというか、そろそろ大人しく地元北海道を舞台にしていこうかなと思いました。