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衝撃でした

https://kakuyomu.jp/works/16817330664681347529/episodes/16817330664777768769

こちらに寄せて頂いたコメントで衝撃的理解(仮説)を得てビビり倒しました。

自分は「音声言語と文字言語は同一のソフトで処理するものだ、これは一般的なことだ」と思って疑っていませんでした。

でも違うんだたぶん、違ったんだ……そうか……違ったんだ……。

ものすごくびっくりしました。
正確には個人差や程度問題なのかもしれませんが、

A:「口頭で喋る時と同じように区切ってくれた方が文面の意味の取りやすさが上がり、違和感が減る」
B:「文章を読む時に息継ぎのリズムは特に関係ない」

どっち派ですか、といった時に「文字なんだからBでしょ」と選ばれる方が多い様は、人生経験を振り返ると確かに想像できます。

だから読みにくい、変だ、と言われていたのか……。
確かに文意だけじゃなく読み上げの息継ぎリズムまで区切る理由として入れていました。句読点多すぎで切りすぎとも言われていました。一方で恐ろしいほど褒めてくださる方もいました。

そういうことだったのか(仮説)……。

仮説検証のためのご意見、募集いたします……。

9件のコメント

  • わたしはAかなあ。頭の中で読み上げている。
    夏目漱石の文章が美しくて好きなんだけど、音読してもとてもいいんだよ。
  • >西さん
    ありがとうございます。仲間だ……。
    いや、ホントにびっくりしました。
    なんかこう、文章に関する評価がすごいわかれると思ってたんです。これ最高だと思うんだけどなあ? って。
    方針は慎重にいじるにしても、考え方は変わりました。いやー……。
  • 口頭でしゃべる時、というものにも個人差がかなりあるので……( ̄▽ ̄;)
    私は文を読み、しゃべるのが仕事でございまして、そういう訓練をしてしまっているので一般的な息継ぎのリズムがもうわからないので参考になりません。
    でも頭の中では常に音読しているので、どちらかといえばAでしょうか。


    こっちで書いて申し訳ありませんが、先日の「そいつ」の姿が見えなくてモヤモヤする問題、私の中で理由がわかりました。
    主人公からは視認されているらしい「そいつ」が描写から隠されることで、私と主人公の視点共有が切断され感情移入が阻害されたように感じたみたいです。
    こうして考えることで、自分が一人称で書く時の参考になります。ありがとうございました。
  • >とりさん
    本職の方ーっ!? ありがとうございます!
    本職の方が「個人差がかなりあるものだ」と仰るならそこはそうなんだろうな。
    しかし、してみると、本職の方は訓練するにあたってどのようなリズム(区切り方)を模範としているんでしょうか? 文字の区切りは意味の区切り、と想像がつきましたが、読み上げの区切りもまったく同じなのでしょうか?

    もうひとつの方もありがとうございます!
    確かに僕は三人称の映像で見ていました。これは僕のルール違反かも……! 『姑獲鳥の夏』みたいな逆の例は思い浮かんでも、僕と同じことしてる例は思い浮かばなかった!
    ちょっと調べてみようと思います、感謝ですー!!
  • 読む側としての模範的な区切り方というのはないように思います。私たちは最終下請けですから。

    文学作品をオーディオブックとして読む際にはもちろん、文章の句読点に準拠いたします。
    ナレーションは原稿に、動画外画のセリフも台本に従いますし、その場で音響監督からの指示があればそうします。

    どんな要求があっても対応できるよう、細切れにそれらしくしゃべってみたり、息継ぎせず滔々と話したり、畳み掛けたりという技巧を練習するだけです。

    書く場合には、自分がその場面をどう演出したいかを考えます。また物語全体の重さ軽さなどでも文章を変えています。
  • >とりさん
    なるほどな……クライアントが満足するような読み上げを要求に応じて柔軟に出来るようになる、それがとりさんのお仕事における訓練上の模範なのだな。

    アナウンサーさんやキャスターさんなど、単純に聞き取りやすいことが規範とされる報道系を想像していたのですが、また違うお仕事と推察しました。いや素人考えなので、「アナウンサーでもニュースキャスターでもそこは変わらんよ」というのが現場の本物の経験談なのかもしれませんが……!

    ともあれ、気になったので調べてみました。
    どうも大枠としては、

    ・まず文法上の区切りに準ずる
    ・その上で、係り受けにまつわる情報やアクセントの形、そして韻の長さなどによってポーズ(一時停止)を入れる

    こうなっているようです(「人間が聞いて自然かつ聞き取りやすい読み上げをしてくれる機械音声ソフト」についての学会講演を参照。97年のものだが専門学会のガチ講演、リコーの研究所所属の方によるものだったため、基礎資料としての精度は高いと判断)。

    韻の長さというやつーー初めて知ったんですがモーラ数というやつーーは、一般に日本では拍、という言葉を通して広く知られていて、例えば五七五とか七七というあれが、まさにここで言っている「韻の長さ」というものなんだそうです(例えば「しょうねんの」は六文字だが“五”とされるのは、文字数ではなく拍で数えているから)。

    音韻論、言語学、の類は本当に苦手で、毛嫌いしていると言ってもいいくらいなのですが、今回のやり取りを機につま先だけ調べたことで一番望ましい形で知識を持ち帰ることが出来ました。
    本職の立場からの見解、ありがとうございました。
  • 神が僕の調べミスを指摘してくれる可能性もあるだろうし、いちおうソースも残しとくか。
    情報処理学会の97年全国大会の講演で、「簡易日本語解析系QJPを用いたポーズ位置設定」と題されているもののアブストラクトがサイニー上にあったのでそれを参照しました。
    情報系は二十年三十年でものすごい進歩をする目まぐるしい分野だと認識していますが、このたぐいの基礎的な知識はそう簡単にはひっくり返ることもあるめえと思い、引いてきた次第です。
  • 単純に面白い、興味深いお話です。

    私はBかなぁ。と直感的に思ったのですが、意外と「息苦しくなる」文章ってあったなぁ、とも。他のとこで恐縮ですが。
    句読点より「」とか行間とかかしら。目で情報を入手してるのに。「息詰まる」とも違いますしねー。

    脳内音読、作品によって違う気がします。全部とか、能動的にはやってない、と思う。でも自信もないにゃ。

    んー、やっぱりAかも!?
  • >ねこさん
    おお、Bタイプ! 一票きたなあ。
    家族にも聞き回ってみたんですが、ねこさんと同じ方向かも? なBタイプが一名おりました。
    いわく、のってくるまでとか、読み始めとかは音読めいて読むのだけれど、安定走行めいてくるとその辺を使わなくなる。ただし、作風によっては音読メインで読んでいくものもあると。

    ちなみに拙作では句読点多すぎ問題、気になりませんでしたか?
    別に気にしなかったなあ、というのがBタイプな家族の意見でしたが……。
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