かってにお礼参りレビュー編、その②です。
今回もお二人、ご紹介して参ります。
いえーいやっほーい。
■おひとり目
おなまえ:夕雪えい(
https://kakuyomu.jp/users/yuyuki3 )
紹介作:硝子小片寓話集(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054890133100 )
メモ:
伊草の中で月子先輩と並ぶツートップ人格者である夕雪さん。
なんとカクヨムに伊草が来る前からの付き合い長いお方でして、このご縁大事にしたいと心底思っている創作者の先輩です。
作風について知っていることも多いので、とにかく書けることが多いんですが……。
あえて絞った上でお伝えすると、お名前にある通り「夕方」と「雪」に近い印象の作風を持ってらっしゃる方だと伊草は思ってます。
そのこころはといいますと、どちらも「ほんわり」「あったか」「こわい」。
夕方でいうなら、小さい頃、友達と遊んで家に帰るとあったかいご飯の匂いがして……とか、そういうノスタルジーの一面と、黄昏時の何に遭うかわからない独特のこわさ。
雪でいうなら、雪花ともいうくらい、降ってくる欠片は綺麗で幻想的でもある。
けど他方、ふぶけばそんなことも言ってられなくて、そこまでいかなくてもべた雪が全身にまとわりついたら実生活上のつらさとか、重い負荷を感じますよね。そういう感じの恐さがある。
読書家な方でもあって、古風なものから最新のコミカライズまで読まれたりもしているのだな。その「書く・読む」両面の奥行きも含めて、伊草はその創作上の二面性を尊敬してます。
紹介作は、圧倒的な評価をほこっている代表作や連載中の長編……ではなく、あえての掌編集。
今回ここにまとめた「二面性」、その感じを伝えるにはこれが一番いいなと思いチョイスしました。掌編集だからアクセスもしやすいしね!
もちろん、気に入られたら代表作『まれぼし菓子店』や『大魔女さんちのお料理番』へ行くのもよいかと思われます。
■おふたり目
おなまえ:羅田 灯油(
https://kakuyomu.jp/users/rata_touille )
紹介作:夏休みレクイエム(
https://kakuyomu.jp/works/16816927859536549033 )
メモ:
羅田さんとご縁ができたのはごく最近。
隙間を縫って短編掌編を読んでいた時期、「この方は文章お達者なんだな」と思う作品に出会って、コメントを残した。
その時はそれっきりだったんですが、後になってひょんなことで交流ができて、今に至ります。
学園ジュブナイルにかなりの思い入れを持っていらっしゃる方で、長編として書かれた『ストロベリィ・チョコレヱト・カァニバル』はカクヨムコン9現代ファンタジー部門の「特別審査員賞」を受賞されているくらい。
書くだけでなく摂取の面でも活発で、現在連載中の『JuveniLOiD2.0 -ジュブナイロイド・ツー-』はボーカロイドへの愛と熱量が詰まった学園ジュブナイル小説。
ゲームノベル仕立てで、戦闘パートは描写の代わりに実在するボカロ曲が宛てられているという選曲の妙が光る作りとなっています。
紹介作は伊草がお名前を認識するきっかけになった一作。
掌編であり、純粋に文章が醸し出す雰囲気の良さを感じることのできるお話です。
読後、波長が合うと感じられたら上述二作の好きな方へ向かうのもいいかもですよ!
レビュー編、今回もお二人をご紹介しました。
夕雪さんがレビューを寄せて下さったのは短編・掌編集「余白」(
https://kakuyomu.jp/works/16817330667019128468 )、
羅田さんがレビューを寄せて下さったのは長編「識域のホロウライト」(
https://kakuyomu.jp/works/16817330664680366899 )でした。
ありがとうございました~!