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キャラの名前と衣装

近況ノートにお立ち寄りいただいてありがとうございます

相変わらず、インドにいます。
今日はホーリー(色掛け祭り)の日で、午前中、粉を大量にかけられてきました。

さて。

イタリアの中世を舞台とした小説を書いているんですが……

歴史警察になるつもりはないのですが、イタリアを舞台にしている小説のキャラクターの名前がイタリア名とはとても思えない小説が結構おおい……

いや、ストーリーさえ面白ければいいという説もありますが
イタリアを舞台としてうたっている以上、イタリアらしい舞台を作る要素として
言葉の響きって大切なような気もするのですよ

でも、キャラクターの名前の付け方って難しいですよね……

この作品で登場人物の姓名は名前だけで、姓をあまり出したくなかったのですが
(前世療法がベースなので、もともとは姓が不明なのです)

話の流れ上、姓がないと様にならないというのがありまして

ジョヴァンニやブルーノの姓を出しています。

ジョヴァンニ・アルマイオーリ



ブルーノ・バロンチェッリ

ですが、バロンチェッリは中部地方の騎士階級の姓を探して、適当につけています。

でジョヴァンニのアルマイオーリですが、まんまです。
武器職人が名乗る姓で、アルマイオーリ自体が武器職人を意味するのです。

自分の職業を姓として名乗るのは、家業だからというパターンはありますね。


で。

14話ですが

聖母マリアの祈りは、中世以前、3~4世紀ごろから存在していた非常に古い祈りを探して、使っています。

小説中での説明の通り、戦争や疫病などの時に救いを求めるための聖母の祈りなのですが、最近ではコロナに対する祈りとして取り上げられてもいました。

剣にまつわるといえば、戦う目的ならば、聖ミカエルが適当なのかもしれませんが
ジョヴァンニは人を殺すための武器という認識よりも、守るための武器という認識なのです
(プロローグでのテンプル騎士団の時の経験がこの考え方のベースにあると考えていただければ)


もう一つ、今回服装について書いてますが
カッペローネはこんな感じ。
一枚の布を巻き付けて帽子状にしているのです。
下のコッタルディータも、下の絵のような感じと思っていただければ。
(コッタルディータは時代で丈が変わるのです。アントーニオの丈は14世紀後半くらいのはやりです)

ちなみに絵は、ボッティチェリの「若い男の肖像」です。


インドで何調べて楽しんでいるんだって感じですね
今日はグループ旅行の最終日なので、お祭り参加後は、自由時間(荷造り時間)なのですが
お祭りが危険ともいわれているので、あまり出かけないでパソコン作業を様々こなしているのです

次の話の更新は、日本に帰国してからかな…

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