• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ドラマ

そういえばついに逃げ恥を見ましたよ

 知人に「みくりさん」の熱烈な信者がいて、見ろ見ろと言われていたのだが、なんか忙しかったりなんだりで見られていなかった逃げ恥の再放送をやっているということで見た。そんで、最低最悪のおじさんになってしまったなと思ったのだが、俺が思ってた新垣結衣って堀北真希でした。「え、なんかリメイク?」って聞いてしまった。あー、これがガッキー。なるほど。あれは堀北真希。へー。

 まあこれはドラマだし、そういう性格の人だということだから別にいいというか、文句ではないんだけど、でもやっぱどうしてもちょっとだけ「あの家の状態で家事代行雇う必要ありますかね?????」と思う。だからそのー、「塩っておいしいですよね」に対して、「砂糖がまずいとでも言うんですか!?」ってリプライをつけたくなる人の気持ちもちょっと分かっちゃうよな。俺は掃除屋を雇うために掃除をしなくてはならないが、その掃除をするためのやる気が出なく、ただ終わっていく家を眺めながら日々を過ごすみたいなことをやってるし、なんなら別に出勤すべき仕事とかないから自分でも掃除可能なのに終わりが進行していくとかザラだし、なんつうか悩みの水準が高く、自らのみすぼらしさがよりわかるというかね。よりわかった結果攻撃的に発露すると、「その部屋で家事代行いるか?」となる。言わないけど。思いはする。

 あとあの、ダスキンがスポンサードしてんのはエライなと思った。なんかエアコンお掃除代行みたいなCMやってて、だからあのー、アレと同じですよね。仮面ライダーのCMで仮面ライダーベルトを紹介するみたいなね。ベルトを買っても仮面ライダーにはなれないが、しかし仮面ライダーを見てベルトが欲しくなる気持ちは発生するので、まあそこを突くみたいな。

 あとはもう本当に俺はダメだなと思ったのが、登場人物多いって思っちゃってさあ。新垣結衣とその両親はまあ必要(父親の存在が物語を動かしているから)、星野源の会社の社員もまあ、いらないことはないかなって思うが、なんかあの石田ゆり子とその部下とか、その店にいた結婚否定派の星野源の同僚(だと思うけど違ったらすみません)とか、同じく結婚の話してた新垣結衣の友達とか、出てくるたびに「あれこれは初見か……? いや、さっき出てきたあの人……? いやそれは石田ゆり子…………?」みたいになってしまって、あのー、だから登場人物は3人くらいから始めて欲しいなって思いましたよね。「あなたの番です」とか「テセウスの船」とか、把握できる気がしない。

 という感じで、全体としては、すごく老化を感じてしまいました。でも面白かった! (全員知ってるよ)
 1話で事実婚まで行くのスピード早くていいなと思ったし、1話で事実婚までいっちゃったらこの後どうすんだってのが気になったし、まあ来週も忘れなければ見ようと思います。忘れなければっていうか、まあなんか、「見よ」という指令が来るので、素直に見ようと思います。

10件のコメント

  • #2 これは本当に差別的な発言な気もするので、その場合はご指摘頂ければと思うんですが、素朴な感想として結婚式の主催って男性的にはあんまなんかどうでも良くないですか?? そうでもない? ただ、確かに参列は好きなんすよね、結婚式。と考えるとまあ、呼ばれる権利を得るためにやっとくかというのも分からんではない。「やらない」という話ですよ。そうでしたね。いやなんでやるんかなって考えるとね。


     逃げるは恥だが役に立つってどっか(忘れた)のことわざなんですね。なんかそういや聞いた気がするな。ただ、ことわざにしては使いどころなくないですか?
     というのはそのー、ことわざというのは、現実を別の言葉で表すわけじゃあないですか。ミルクを溢した時以外にも言えるでしょ、it's no use spilt milkって。もちろんミルクを溢した時には確実に言うが。なんならちょっと溢しにいくが。
     ところが、逃げ恥って逃げてないときに言えるかというと難しいところですよね。言えるのかな。接触機会が少ないから思いつかないだけかもしれない。

     あとはなんか、コメディとして面白くて、あっというまの1時間でしたね! 見てなくても言える感想を言ってしまった。ただ今回は星野源回ですよね? どっちかって言うと。俺は義務の問題で、新垣結衣回をちゃんと見ないといけないので……すいません……。


     
  • it's no use "crying over" spilt milkですね。泣き忘れてました。あまりに楽しくてね。涙を忘れてしまいましたね。


    やかましかったですね。
  • 「まあ涼宮ハルヒも初見だとムカつくしな……溜息とかな……」と思いながら見ていました。こっから信仰に転じるの結構ムズくないか? と思うが、大谷亮平が「真なるイケメン」って感じで、ああ、すいません、心が終わっていて……ってちょっと反省したので、まあ今後も見ます。
  • 温泉旅行回は楽しみですね。温泉行きたい。内風呂だったらそうだよなー、安全だよな。温泉。
  • 「解釈違いによる戦争」はこうやって起きるんやなというのをなんとなく理解した。

    俺の主張はこうなんですよ。新垣結衣の方はまあ、へんなやつですよね。ギリギリハルヒと言ってもまあ良いことにしましょう。つまり、「我々」が通常持っていると「我々」が考える価値観、からは逸脱した価値観を持った人物であることはこれ描写から明らかじゃあないですか。(「我々」は特段定義しないが、なんかこう、個人の存在を捨象して、そこに残ると通常想定されてる枠みたいなイメージで書いてます。「世間」が近いかな)だから新垣結衣の思考回路というのはトレースできない「ように作られている」し、現にトレースできない。不合理な思考と行動をするが、まあそれで良い。そこに魅力があると考える人がいるのも分かる。
     一方、星野源は、まあ多少へんなやつだがそれは人間がみなそうであるのと同様であって、作劇上は常識サイドにいて、もちろんご都合主義的になんかへんなこともするが、いわば新垣結衣の「被害者」「振り回される側」であって、この思考過程は基本的に「我々」がトレースできるものとして作られてると思うんですよ。違うのか? ところが最後にここまで積み上げてきた思考過程から逸脱した行動を取る。そんでまあ、「社員」に対してその行動はヤバいじゃん。突然なんでそんなどセクハラをするのか? って思うわけですよ。こっちはね。ここまでの思考の延長線上にはない行動だから。びっくりしちゃうというか、冷や汗をかくにちょっと近い。えへぇ、たまたま奇跡的に今噛み合ってた(のであろう)から良かったが、あとまあ星野源だからいいのかもしらんが、冷静に考えてみ、クソやば上司だろ。「女子新入社員と社員旅行に出かけたら盛り上がっちゃう男性上司」なんて殴られるためだけに存在するようなもんじゃん。

     という話をしたら、「そこでときめけない人間性が終わってる」みたいなことを言われました。いやおかしいだろ。終わってはない。正当な解釈でしょう。解釈違い、次あったら拳で解決する、という気持ちになり、あーこうやって戦争が……と思った次第です。


     あとは、明日からなんか「道民割」という制度が始まるらしく、道内旅行に1万円の補助が出ると!!! いう話なので、いい温泉を探してました。今すでに9000円引きで、一泊18,000円になってるニセコの室内露天風呂付き巨大部屋があるのだが、ここが更に1万円引かれないかな〜〜と強く願っている。頼む……! 頼む頼む……!! 二泊する。全政治力を行使してでも。なんなら三泊するから頼む………!!!
  • HAPPY ENDじゃん と思ったら話はまだ続く様相を見せ、でもこれ単に再生産が続くだけでは? と思ったら終わった(再放送が)。結局すべて掌の上、か……。1話が一番面白かったスね。
  • 昨日8,9話やってたんですか!? 知らんかった.
    10話:何を見せられているんだ?→そのタイトルの回収の仕方はダメなやつでは? の直後に本人も「ダメ」を認識していて,それは良かった→リストラの話が出て,電話をかけまくって,「良かった~」って言ってたら再就職先決まったと思うに決まってるやろがい という予想の外し方はめちゃくちゃ良かった.その後の提案については,もうちょっと「合理性」を重要視して欲しかったな~と思うが,人間は非合理なものですからね.そもそも.ただなんか,先に雇用-被雇用関係を破壊するようなことやってきたのはお前の方では? って思わなくはなかったが,それはどうなのか.
    最終話:なんかいまいちよくわからないことがたくさんあったが,丸く収まったので良かったですね.知ってる登場人物同士で大体片付く話はいい話.ブッダもそう言ってる.トータルとしては,信仰に発展する理由は今一つ分かりませんでしたが(これはそのうちもうちょっと布教してもらおうと思っています),すっげ久々に最後までドラマを見たのは事実で,面白かったです.
  •  まんまと「私の家政夫ナギサさん」を見ました。ところどころ……。

     まず大森南朋が清潔な人間すぎるので、多部未華子が「オジサンがいてやだ~」みたいなリアクションするのが意味分からんなというか、お前職務上もっとヤバイおじさんに百回会ってないか? と思ったが、テレビで、ドラマとして映せる汚さの中ではわりと上位だと思ったので、まあそれは良かったですね。星野源は家政婦を雇う必要性がなさすぎ。

     ラストの方の展開が結構いいなと思ったので、先日家の掃除を手伝っ……やって……いや……何? 「手伝って」だと俺が主導したみたいになって、それはそんなことないが、「やって」の場合俺の手を動かした量が多すぎるのでこれはこれで納得いかないんだよな。なんかとにかく関与してくれた人に聞いてみた。
    「俺の部屋を見て『ああこの人は努力している、頑張っているなあ』と思ったところはどこ?」
    「次回は有料です」

     会話になりませんでした。
  • 序盤のドタバタでダメになりました。ごめんよぉ
    加齢というのは良い面もあるが悪い面もあって、「もうそこは百回見たからいいんだよ」ってなっちゃうんだよな。ただこれは不思議なもんで、たとえばBTTFはリアルに百回はともかく二桁は確実に見てると思うが、それは百回観れるなとは思うわけ。また、「覚醒するジジイ/ババア」(ジーサンズ見たら「覚醒しないジジイ」もいいなと思いもした)とかは百回目でもいいんだよな。一方、スーパーヒーローテンプレは飽きている。もうパワーを手に入れて最初の中ボス倒すところとかどうでもいんだよって感じになってる。だからこの辺はたぶん単なる好みの問題なんだろなーって感じで、繰り返しみたいものと繰り返しみると飽きるものが個人の性向によってある程度決定され、それには合わんかったなという感じです。最終回スペシャルあたりでもっかい観るかな。
  • かつての金八先生のように、社会問題を時々取り上げて、再近接発達領域にいる人たちをポップに描き続ける社会派ドラマになればいいんじゃあないですかと思いました。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する