道北に行ってまして。山菜などうますぎて、2日でコメ一升くらい食ったのではないかと思いつつ、楽しく過ごして来たんですが、なんか今酪農バブルが来てると。雄牛なんて今まで3-4000円だったのが、なんやかや数十万くらいで売れますと。だから雌雄関係なくビシッと育てればそれだけ儲かるし、乳搾り施設なくても最悪行けないこともない。
で、そうなると、じゃあ残った牛全部売っちゃって、退職金がわりにしてあとはのんびり過ごそうという方がたくさん出てくると。だから今一戸毎の牛量は増えてて、しかし新規就農者が少ない。
だもんで、今おためし農家キャンペーンみたいなのやってて、まず家賃は月2万円。家具も2万円で一式貸し出し。ある程度住むぞって決意を固めたら、低金利で融資をしてくれるし、返済は5年後から。
これなぁ〜。ほんと心が動きましたよね。いや大変なことはもちろんたくさんあるんだろうと思うんですけども、ちゃんと形に残る仕事だし、リスクもかなり下げてくれてますよねえ。何より心が動いたの、先方はもちろん社交辞令もあると思いますけど、「歓迎します」みたいなムードだったことと、同僚が「イイじゃん、行きなよ」ってムードだったことですよね。最高に背中を押される。期せずしておれはここに居場所がないんだなということが分かりましたよね。心置きなくとはまさにこのこと。いわゆるメンヘラの皆さんの気持ちがよくわかりましたよ……。試し行動の結果、「はい、あなたは不要です」ってなるの悲しいですよね。なるほど。
なるかぁ。酪農家。とりあえず冬がやっぱ厳しいらしいので、まず冬を見に行きます。バブルが弾けないことを祈っております。