昨日大発見がありました。クラフトビールの店に行って、まあクラフトビールってちっとお高い。とはいえ、高いので個人輸入しますよみたいなのも野暮な話、こういうところでサーブされるからうまいんだ、それ料、みたいな気持ちで飲み始めまして。
んで、何飲もっかなぁって棚を眺めて、グレープフルーツのフレーバーがするビールがあるという。へえ、って思ったんですよね。うまそうじゃん。お値段1500円。よしこれにしよう、というところで同行人が言う。
「なんでそれにするんですか?」
「いや、グレープフルーツのフレーバーってうまそうじゃん?」
「グレープフルーツがいいんですか?」
「いや別に、そんな強くグレープフルーツがいいわけではないけど、なんかわかりいい方がいいじゃんか、俺バカ舌だし」
「コロナだったら750円ですよ」
「コロナってグレープフルーツのフレーバーとかするんだっけ?」
「いや、ライムが付きます」
!!!!
その時カイジに電流走る、って感じでしたよね。ホントだ。ライムつくじゃん。確実にライムのフレーバーじゃん。フレーバーってか、直接ライムじゃん。確実にわかる。ほ、ほ、ホントだーーー!!! 圧倒的! 閃き! コロナにします。しました。ライムをそのまま沈めて飲んで、ライムのフレーバーがしました。そりゃそうよ。
これさぁ、大発見じゃあないですか? 我々は日本酒とかワインとか、コーヒーとかを表現する時に、「果物みたいな香り」とか、「ナッツのニュアンスがある」とか言うじゃあないですか。そういう要素が加わってることがいい要素なわけじゃあないですか。で、そらはまあ確かに、米からしか使ってないのに果物のにおいがする、これは凄いし誇らしいことですよ、それはそれとして認めるとして、そういうのがうまいということが分かったのち、単にうまい飲み物が飲みたいんだったらば、直接的に細かいナッツとか、果物を投入すれば良いのでは!? ねえ。AIだったらそう判断すると思うんですよ。「コノアジハ、クルミヲ3みりぐらむ、くらんべりーヲ2みりぐらむフンサイシテトウニュウスルトサイゲンデキマス」。なるほどなー。やったぜ。大発見。情緒とかは知りませんよ。