[麻雀では「反射読み」という言葉がある。相手が立直を掛けたりしたとき、相手の捨て牌のスジを追う、なんてことを考えるのはまだまだ初心者の証で、中級者くらいになってくるとこの「反射読み」というのができるようになる、らしい。私も良く分かっていないので物凄く単純化するが、たとえば私の捨て牌から私が絶一門(トランプで例えるなら、クローバーは金輪際持たないと最初から決めてかかる、ということだ。ある種のトリック・テイキング・ゲームではこの戦略が有効なこともある)をしていることを<<相手も知っている>>ということを読みの材料とするわけである。つまり、私がある種類の牌はばんばか切っていくし、他の種類の牌は貯めこんでいく、という状態にあると相手は読むはずだ、と考えると切らない種類の牌では待ちにくいだろうということを鏡の反射のように読むから反射読み、である。すごく長い説明をしてしまったが、この例えは果たして伝わっただろうか。]
という文章を書いたんです。なんで書いたかというと、そりゃあ麻雀のことを書いておきたかったからに他ならないのですが(ついでに清一色とかにしなかったのは、「二色絶一門」(涼宮さん、それ清一色ですよ)のニュアンスを取り入れたいと思ったからです)、「反射読み」ってこれで合ってるよな? ってググったら、二つの流派があるようなんですね。一つは俺の書いたやつで、これは天~天和通りの快男児~からの引用なんですが、そうじゃあなくて、切り出しの順番から相手の手牌とか山に残ってる牌を読む、たとえばそうですね、手牌で1萬3萬が邪魔、という時を考えましょう。この時、牌効率ということを考えると、圧倒的に3萬の方を残した方が得なわけです。1萬が得なケースというのは1萬を連続2回引いたときしかなくて、2萬を引くと「どっちか切ってるからどっちも損」ではありつつ、1萬を切ってると2萬ー3萬で両面待ちになるが、3萬を切ってると1萬ー2萬でぺんちゃんになってしまう。4萬引いたときは言わずもがなですね。と考えるとこの局面では1萬を切ることになるわけですが、にも関わらず先に3萬を手出しにして、その後で1萬を切っている。
ということは、相手は1萬ー1萬ー1萬ー3萬 とかで持ってて、1萬でもうメンツが出来てるから3萬を切りだして、別のメンツ、例えば3索ー3索ー4索ー5索みたいなところに4索ひいてきて2-5索待ちになったので1萬を切ってこの1萬ペアをアタマにしているのでは? つまり結構聴牌が近いのでは? とか、逆に2萬は安定なのでは? と考えるとか、なんかそんなやつ。俺は麻雀へたくそなので、この事例が合ってるかは自信なしです。「なんでそこで3萬切るんだよ、へたくそ」という人にはすいません。
とにかくこういう感じで、捨て牌の順番から相手の手牌を読む、というのを反射読みと定義しているところもあるようなんですよね。序盤に白が1枚出てるのに10巡目まで白が場に出てない、ってことはヤマに白があるのではなくて、誰かが対子で持ってるのでは? じゃあ今引いた白は切りにくいなア、みたいなことを反射読みと言う派閥があるらしい(なんでこっちの短いたとえにしなかったんですか最初っから?)んですね。
結局わけわかんなくなったのでカットしましたが、そういうわけでここで供養しておきます。創作日記っぽくないですか。