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マーリンエンジン

いつも蒼穹の裏方に大きな声援をいただき、ありがとうございます。

本編ではムスタングが登場していますが、高性能の原動力となったのがこのマーリンエンジンです。
厳密には、ムスタングはアメリカ国内のパッカード社が内製したエンジンを使っていますが、
この写真は名前が刻まれているを見てもわかるようにロールス・ロイスオリジナルです。
左端の下方に向けて空気を取り入れ口が見えます。そこから上方に空気が流れて右側に曲がります。
円弧状にボルトが二重に並んでいますが、この中に有名な2段過給器があるはずです。
過給器で圧縮された空気は一度エンジンの一番上に上がります。
断熱圧縮で高温になった空気をここの小型のラジエターで冷却します。
空気の冷却法はなんと水冷なのです。エンジン本体だけでなく、温まった空気を水で冷やしていたのですね。

このエンジンは、成田の航空科学博物館で展示されています。

2件のコメント

  • このエンジンとの出会いが、マスタングを名機へと押し上げたのでしょうか。
    成田にある航空科学博物館、僕も行ってみよう。

    これからも頑張って下さい!応援しております。
  • P-51AはアリソンエンジンでP-51B型からマーリンを搭載して性能が飛躍的に向上しました。スピットファイアもモスキートも、みんなマーリンのおかげで傑作機になりました。

    ちなみに展示されているのはムスタングから降ろしたものではありません。銀ピカ度がすごいです。
    英国製旅客機に搭載されていたエンジンと思われます。
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